お電話から予約する

どちらの番号でもご予約を承っております

WEBから予約する

閉じる

お電話から予約する

無理な治療の押しつけはいたしません。
お一人お一人のお悩みに真摯に向き合います。

どちらの番号でもご予約を承っております

  • ※12時から13時の間は繋がりにくいことがございます。
  • ※予約フォームやLINEのご予約は24時間対応しております。
    (営業時間外のご対応については翌営業日にご返信させていただきます)

すなおクリニック院長の美容情報ブログ

【顔のシミ取り】種類や治療法など患者様から多い質問

こんにちは。土屋です。
今日は顔のシミについて、患者さんから良くいただく質問に回答します(^^)

 

 

1.顔のシミの種類は何?

 

御相談いただくシミの中で多いのは老人性色素斑(日光性色素斑)と肝斑、雀卵斑(そばかす)、ADM、色素沈着、脂漏性角化症です。脂漏性角化症はイボに分類されることもあります。併発していることも非常に多くて、どれがどれなのか?の見分けは完全には難しいこともあります。

でも逆に、美容皮膚科医師の誰が見ても肝斑なのに、日光性色素斑として治療されていたり 誰が見てもADMなのにそばかすと診断されていたりびっくり仰天なケースもありましてそのような場合には全然治らなかったり却って悪化するケースもあるため、キチンと診断して適切な治療をしてくれる医師・医院選びが大切です。

 

① 老人性(日光性)色素

 

老人性色素斑でも日光性色素斑でも名前はどちらでもいいのですが「患者さんに「老人性色素斑」ですね。」というのはデリカシーに欠ける気がして私は大体、「日光性色素斑です」とお伝えします。加齢と日光暴露が原因となり、形は円形や楕円形が多いですが、ぐにゃぐにゃと辺縁が歪んでいることもあります。

正常皮膚との境界がはっきりしており大きさは数mmから数cm。色は薄茶色~茶色です。40代以降での発生が多いですが20代など若いうちから発生する人もいます。

 

 

肝斑

 

とっても複雑で治療のためには患者さんの少しの根気と理解力が必要なシミです。「肝斑は両頬に対照的にでる」と書いてあるものをよく見かけますが、実際には対照的でないことはよくあります。目の周りを除いた全体に出現し得るシミで、頬だけでなく額や口の周りにもでることがあります。周囲の正常部分との境界がもやもやと曖昧で、濃い部分と薄い部分が混在しているのが特徴です。夏に悪化し、冬に少しうすくなります。

遺伝的素因が関係していることがわかっていますので、肝斑がでるのは「体質」と言うこともできます。つまり持って生まれたものなので仕方のない面もあるのです。個人的には、「私は肝斑がでる体質だから、日々、ぼちぼち気を付けないとな~」という気持ちが大切だと思います。この「ぼちぼち」という姿勢がおすすめ。あまりにも躍起になって、絶対消したい、絶対再発させたくない、と考えてしまうと逆にストレスになってしまい肝斑に悪影響を及ぼすこともあります。

日光は確実な肝斑の悪化因子。その他、女性ホルモンや摩擦、精神的ストレス、酸化ストレス、皮膚の老化と関連していることがわかっています。

 

 

③ 雀卵斑(そばかす)

 

雀卵斑は病理組織的には老人性(日光性)色素斑と区別がつかないのですが、大きさが数ミリ程度で頬を中心に多発するものを指します。遺伝性のもの多く、夏に悪化しやすいシミです。幼児期など若いころから発症することがあります。

 

 

④ ADM(後天性真皮メラノサイト―シス)

 

10代など若いころから発症する小型の斑で、グレーから青みを帯びたあざの一種です。頬上部や額、眼瞼、鼻などに発生します。真皮層という深いところに色素が存在するため、レーザーを使用して治療する必要があります。他のシミと誤診されているといつまでもとれないので、正しい診断が非常に大切です。

 

 

炎症後色素沈着

 

やけどやニキビ、虫刺され、レーザー治療跡などに炎症がもととなって発生します。炎症が収まると自然と消失することが多いのですが、ターンオーバーの遅れがあったり摩擦がくわわったりすると中々消失しないということもあります。境界は不明瞭で薄い茶褐色~濃い茶色をしていることが多いです。

 

 

⑥ 脂漏性角化症

 

茶褐色から黒色をした、少し膨らんで表面がざらざらしたシミです。イボにも分類されることもあります。遺伝や紫外線が関与しているといわれています。

 

 

2.顔のシミ治療法にはどのようなものがある?

 

 

顔のシミ治療で最も大切なのは、まず第一にUVケアを徹底することです。1年を通して日差しを避け、日焼け止めをたっぷりと塗ることができなければ治療はうまくいきません。逆に言えば、そのようなケアがしっかりできるのであれば夏でも良い結果につながりますし、ケアができなければ冬でも治療は奏功しないことがあります。そして、摩擦しないことも大切です。これらを大前提としたうえで、以下のような治療を行うことがあります。

 

 

① レーザー治療

 

現在シミの治療によく使われるレーザーは、Qスイッチルビーレーザー、QスイッチNd-YAGレーザー、ピコ秒アレキサンドライトレーザー、ピコ秒Nd-YAGレーザーです。いずれもメラニンに対する選択制の高い波長で、短時間にエネルギーがターゲットに集中することにより目的のシミを除去し、できるだけ周囲の正常組織に悪影響を及ぼさないように設計されています。レーザートーニングと呼ばれる低出力のレーザーを肌全体に均一に照射することによる美肌治療・アンチエイジング治療も広く行われています。

また、当院のピコ秒アレキサンドライトレーザーpicosure🄬はフォーカスレンズという特殊なレンズをつけての照射が可能です。治療名はピコフラクショナルという治療にあたりますが、これにより肌面積の30%に高いエネルギーを集中させ、LIOBと呼ばれる目に見えない傷を皮膚の中につくることでコラーゲン増生を高め皮膚の質を改善することもできます。

脂漏性角化症の治療においては、炭酸ガスレーザーやエルビウムYAGレーザー、電気メス、液体窒素などが使用されることが多いですが、当院でエルビウムYAGを採用している理由は炭化が少なく炎症もマイルドで傷が最も綺麗に治ると考えているからです。

② 光治療

 

レーザーが特定の一波長を照射するのに対し、光治療ではブロードバンドの光を肌に照射し、赤みやシミなど複合的な治療効果を狙います。大変よい治療ですが、当院では性能の高いピコ秒アレキサンドライトレーザーであるpicosure🄬の導入以降、美肌治療についての自信を深め、光治療の必要性を感じなくなったため現在では光治療を行っておりません。

 

 

③ ニードルセラピー

 

近年、肝斑など表皮の問題と考えられていたシミの根本原因の一つとして真皮上層の機能低下が注目されています。ダーマペンなどのニードルセラピーやポテンツァ、シルファームなどのニードルRFが肝斑の治療そのものや再発防止に効果を発揮する可能性があるとされ、多くの論文が執筆されています。

 

④ 外用薬

 

シミの治療で用いられる外用薬には色素が作られづらくするもの、色素を分解するもの、色素の排泄を促すものがあります。これらを組み合わせて使用することで治療を成功に導くことができます。当院ではレーザー治療の際にも外用薬を併用していただくことでレーザーによる色素沈着などの合併症を予防していただきながら、治療効果が最大限によくなるように努めています。

1. ビタミンC
ビタミンCはメラニンの合成抑制効果のほかにメラニンを分解する効果や皮脂の抑制、赤みの抑制、抗酸化など美肌治療において非常に重要な働きをします。分解されやすいという特徴がありますので、品質のよいビタミンCローションやビタミンC美容液を選択することが大切です。

2. ハイドロキノン
いちごやコーヒーなどの含まれる還元剤です。強力なメラニンの合成酵素阻害効果がありますので、シミ治療では大変活躍する外用薬です。副作用への配慮から濃度はあまり高すぎないものを処方しています。また、6か月に1回2か月の休薬をお願いしています。

3. シスペラ
母乳に含まれるアミノ酸で、ハイドロキノンに近い美白力が注目されています。浸透力が極めて高いため、夜、乳液やお化粧の上から塗布し、15分後に洗い流すという少し変わった使い方をします。ハイドロキノンアレルギーの方におすすめの美白剤です。パーマ液のようなにおいがしますが、洗い流すタイプのため、あまり気にならないという方が多い印象です。

4. レチノール・トレチノイン
ビタミンAやビタミンA誘導体で、肌のターンオーバーを高めることによりメラニンを抱え込んだ細胞を追い出してくれます。真皮の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンを増生させる働きもあるため長期的に使用していただくとシミばかりでなく小じわも減少し、ハリ感のあるつややかな肌になってきます。

5. トラネキサム酸化粧水・クリーム
炎症を抑える働きと、メラニンの合成経路を遮断する働きがあります。
当院のトラネキサム酸化粧水やクリームは保湿力も高く刺激が少ないため使用感がよく、多くの方が普段使いでも愛用されています。

 

 

⑤ 内服薬

 

1. トラネキサム酸(トランサミン)
肝斑の治療においてトラネキサム酸の内服はとても重要性が高いといえます。トラネキサム酸を飲むのみでは少し肝斑が薄くなったかな?という程度にとどまることも多いのですが、レーザーや外用などと併用し、刺激を抑える目的でトラネキサム酸を内服していだくことに大きな意味があると臨床経験から実感しています。様々な事情で内服ができない方はその分、他の治療で補ったり、気長に構えてじっくり治療に取り組むなどプラスアルファの努力が必要となります。

2. ビタミンC(シナール)
ビタミンCはメラニンの合成を抑制し、メラニンを分解し、また抗酸化剤として細胞を守る働きがあります。日々生きている中で生じる酸化ストレスを解消するのに役立ち、肌細胞をダメージから守ります。

3. ビタミンE(ユベラ)
 血流を促進することで細胞に栄養を運び代謝を助け皮膚の修復をサポートします。抗酸化剤として細胞を守る働きがあります。酸化ストレスは肝斑を含むシミを悪化させますが、これに対する抵抗力をもたらす意味があります。

 

 

3.顔のシミ予防策はどのようなものがある?

 

繰り返しになりますが、顔のシミの予防としては、とにかく最も大切なのは遮光です。カーテンを開けて眠る習慣がある人はやめましょう。朝日が目覚める前に顔にずっと当たっている、などであればただちに改善してください。日焼け止めは朝起きぬけ一番にスキンケアをして塗っていただきたいです。窓からも紫外線ははいってきている、ということを意識するだけでも1日に浴びる紫外線の量を減らすことができます。日焼け止めは適切な量を塗ることがとても大切です。目安は全顔で500円玉1個分。かなり多い量ですが、量が少ないと十分な遮光効果は得られないのです。

また、顔を摩擦するのもよくありません。摩擦をすると肌のバリア機能が弱くなり、また、炎症を生じてシミができやすくなります。洗顔時や顔のたるみケアの際などに強い力で肌をこすっているようであればこれもただちにやめましょう。

十分な栄養や睡眠も必要です。栄養素が届いてこそ肌細胞の正常な生命活動が維持され肌のバリア機能が保たれますし、睡眠を十分とることで老廃物が正しく排泄されたり成長因子(サイトカイン)が十分に分泌されたりします。睡眠不足は肝斑の悪化との関連があるという論文も多くみられます。

過度な運動は酸化ストレスを生み、皮膚のシミを悪化させる可能性があります。逆に適度な運動でストレスを解消することは肌にとってもよいことなので、匙加減が大切ということですね。

 

 

4.顔のシミは保険適用できる?

 

顔のシミは悪性の疑いがなければ基本的には保険適用外です。自費での治療となるため、目指すゴールのレベルが高い場合には高額となることもありますが、小さなシミを一つとるだけ、などであれば数千円でできることもあります。

 

 

5.すなおクリニックの顔のシミ治療について教えて?

 

診断がとても大切

 

当院のシミ治療では、まず第一に診断を大切にしています。re-Beau2という肌診断の機器を使って、肉眼ではわかりづらいシミや炎症に至るまで医師が観察し、診断をつけます。この診断が間違っていると治療は上手くいきません。また、通院を続けてくださる方については定期的にこのような写真を撮影することにより、患者さんの肌がどう変化してきて、残された問題点が何なのかをチェックします。

 

レーザー単独治療はおすすめしていません

 

炎症後色素沈着を起こしやすく、肝斑の素因を持つ人が多いアジア人の肌治療において、レーザーを単独で使用するだけでは改善が得られなかったりかえって悪化したりすることが多いと知られています。当院ではレーザー治療に適切な外用薬と内服薬を組み合わせて治療を行うことにより、美白の目的達成までの期間を短縮し、また、より美しい肌に到達できるよう工夫しています。

 

 

レーザーはピコ秒アレキサンドライトレーザーのpiosure🄬を採用

 

picosure🄬はレーザーの会社として大変有名なcynosure社が開発したレーザーです。様々なピコ秒レーザーの中でも唯一、755nmの波長を採用しているため肌の中の大切な血管を破綻させることなくシミやくすみを解消し、毛穴を縮小したり小じわを減少させるなど総合的な美肌作用をもつレーザーです。合併症や副作用が少なく、当院でも多くの患者様に愛されています。

 

 

レーザー照射は医師が担当。診察も兼ねているから。

 

picosure🄬の治療には毎日多くの患者さんにお越しいただいていますが、照射は必ず医師が行っています。実は単に照射をするだけなら看護師さんでも可能なのですが、私たちはレーザー治療のご予約には「診察」も含まれている、と考えています。経過は良好か、治療は滞っていないか、患者さんが注意事項を忘れてしまっていないかなど、その都度チェックさせていただきながら治療を進めることがとても大切ですので、看護師さんに任せて流れ作業のようにレーザーを当てるやり方は、当院においては言語道断なのです。

 

ご自宅での肌を守り、治療を円滑に進めるため各種外用剤をご用意

 

当院ではZOスキンヘルスシリーズ、リビジョンシリーズ、プラスリストアシリーズ、ビューティフルスキンシリーズ、ダーマセプトRXシリーズ、カレシムなど、多くの化粧品・外用薬を採用しています。患者さんの肌は傷みの激しい段階から色調が整ってきた段階、そして、ハリがあり輝く美しい肌を目指す段階と、様々に変化します。ステージに合わせた外用薬や化粧品を使っていただくことで、正しい「肌育」を目指すことができます。

 

医師・看護師・エステティシャン・受付がサポート

 

当院の医師・スタッフは多くの勉強を重ね、患者様の自然かつ超然とした美を実現するためのサポート役として一丸となって日々努力しています。困ったな、ということがあればいつでもご相談くださいね。

 

 

ということで、顔のシミについてのよくある質問を紹介しました。
当院はシミ治療に自信を持っておりますので、もし気になった方はお気軽にご予約ください(^^)

まずはカウンセリングだけ、という形でも問題ございません。

以下にシミ治療の詳細ページと、予約フォームのリンクを貼っているので是非ご覧ください♪
※当院では無理な治療の押しつけはいたしません。お一人お一人のお悩みに真摯に向き合います。

 

 

シミ治療について詳しくはこちら

カウンセリング予約はこちら

前の投稿

クルスカ講習基本編は8人参加!

次の投稿

運動会

最近の投稿

2024/04/27

髪の悩み・肌の悩みにUVスプレー

#商品紹介

2024/04/25

鼻の孔を小さく~鼻孔縁下降のモニターさん

#鼻の悩み

2024/04/24

12月後半の私たち

クリニックの活動報告

もっと見る

土屋 沙緒人物写真

土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya

京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。

タグ

まずは
お気軽にご相談ください

お電話から予約する
WEBから予約する

医師勤務予定表

診察時間(受付時間)

休診日 10:00~19:00 9:30~17:30 10:00~18:00 9:30~17:30 10:00~19:00 9:40~18:00
  • クーポン配信中
LINE予約 WEB予約
ページトップ