眼瞼黄色腫
すなおクリニックの眼瞼黄色腫治療
眼瞼黄色腫は、周辺の皮膚の色と違いがあり、目立ちやすいことにお悩みの方が多くいらっしゃいます。
また、除去するにあたり、「瞼や目の形が変わってしまうのではないか」「除去の跡が残らないか」など、心配されるケースは少なくありません。
京都・すなおクリニックでは、眼瞼黄色腫肌に負担の少ないエルビウムYAGレーザーや、美容手術の技術を生かした手術による切除で眼瞼黄色腫の除去を行っております。
上瞼・下瞼に気になる隆起がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
眼瞼黄色腫とは
眼瞼黄色腫は、まぶたの表面に発生する黄色の隆起です。上まぶたに発生することが多い病変ですが、下まぶた部分だけに発生する場合や、目を囲むように上瞼・下瞼に発生する場合もあります。
脂質を含有する細胞が皮膚の中に集まった状態で、黄色い色をしていることが特徴です。高コレステロール血症に伴うことが多いとされていますので、内科でコレステロール値のチェックを行うことを推奨しております。また、高コレステロール血症を伴わず原因が不明のパターンもあります。
当院の眼瞼黄色腫治療のポイント
眼瞼黄色腫の治療ではレーザー治療と手術の2つの治療法がございます。それぞれメリットとデメリットがありますのでカウンセリングでは医師がしっかりとご説明いたします。
Point 1
レーザー治療ではエルビウムYAGを採用 ~自分たちが治療を受けるならこのレーザーがよいから~
眼瞼黄色腫除去に使用されるレーザーとしてはCO2(炭酸ガス)レーザーが最も一般的ですが、当院では、エルビウムYAGレーザーを使用しています。エルビウムYAGレーザーは、CO2レーザーと比べて1水分への吸収率が10倍以上あります。水分に吸収されやすいため、発熱が少なく、周辺組織へのダメージがほとんどなく、痛みが少ないという特徴があります。また、エルビウムYAGレーザーの除去跡に残された細胞も早く細胞分裂して傷跡が綺麗に治るという特徴があります。繊細な瞼の治療ですので正常組織に極力ダメージを与えないことが重要だと考えています。
Point 2
切除縫合では傷跡に細心の注意を払いながら縫合します
効果の高いレーザーを使用しているとはいえ、レーザー治療は必ずしも万能ではなく、中には切除縫合による除去が適するケースもあります。当院の院長は、顕微鏡下の超精密な手術(マイクロサージャリー)の豊富な経験を持つ形成外科学会専門医・美容外科学会専門医です。この高度な縫合技術を、眼瞼黄色腫の切除縫合にも応用しています。極細のマイクロ糸を使用して、皮膚をぴったりと縫合し、美しい仕上がりを目指します。
眼瞼黄色腫治療のリスクと注意事項
①黄色腫は治療後に再発するリスクがあります。再発に気づかれたら、基本的にはあまり大きくならないうちに再度治療を受けられることをお勧めいたします。傷の状態や瞼の状態によっては再治療が行えないこともあり得ます。
②黄色腫の治療跡はレーザーにせよ手術にせよ、最小限の跡となるよう細心の注意を払っていますが、「なんの跡形もない」という結果にもっていくことは困難です。あくまでも黄色腫の細胞を取り除いて目立たなくすることを目的とした治療ですのでご理解ください。
症例写真
上まぶたの眼瞼黄色腫除去の症例写真
眼瞼黄色腫を肌負担の少ないエルビウムYAGレーザーで除去しました。
瘢痕もあまり目立たず、目の形の変形もほとんどありませんでした。
施術費用
5㎜未満~20㎜未満 | ¥22,000~38,500(税込) |
---|---|
20㎜~ | ¥44,000(税込) |
5㎜未満~20㎜未満 |
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¥22,000~38,500(税込) |
20㎜~ |
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¥44,000(税込) |
※施術当時の料金のため、現在の料金とは異なる場合がございます。
- 考えられるリスク・副作用
-
- 感染
- 皮膚壊死
- 出血
- ケロイド形成
- テープかぶれ
- 傷が目立つ
エルビウムYAGレーザーによる治療と手術
エルビウムYAGレーザー | 手術 | |
---|---|---|
治療時間 | 数分 | 20分~40分 |
麻酔 | 局所麻酔 | 局所麻酔 |
術後ケア | 毎日洗浄してテープを貼り替える。大きさによるが、テープは7~14日ほど傷跡が乾くまで貼る必要がある。テープを外した後はメイクが可能。 | 毎日洗浄して軟膏を塗る。 7日目に抜糸し、8日目からメイクが可能。 |
治療跡 | 元の眼瞼黄色腫よりも一回り小さな瘢痕になる。 | 線状の傷になる。 |
治療時間 | |
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エルビウムYAGレーザー | 数分 |
手術 | 20分~40分 |
麻酔 | |
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エルビウムYAGレーザー | 局所麻酔 |
手術 | 局所麻酔 |
術後ケア | |
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エルビウムYAGレーザー | 毎日洗浄してテープを貼り替える。大きさによるが、テープは7~14日ほど傷跡が乾くまで貼る必要がある。テープを外した後はメイクが可能。 |
手術 | 毎日洗浄して軟膏を塗る。 7日目に抜糸し、8日目からメイクが可能。 |
治療跡 | |
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エルビウムYAGレーザー | 元の眼瞼黄色腫よりも一回り小さな瘢痕になる。 |
手術 | 線状の傷になる。 |
院長からのコメント
眼瞼黄色腫はメイクで隠し切れないため、悩んでいる方が多くいらっしゃいます。あまり多くの医院で治療が行われていないせいか、遠方からも患者様にいらしていただくことの多い治療です。施術当日は出血のリスクなどもありますので、できれば1泊でも京都に泊っていただける日に治療の予約をとっていただくのが望ましいです。施術後にご不安があればお電話・メール・LINEなどで何でもご遠慮なくご質問ください。できる限り早く回答させていただいております。必要があれば医師が直接ご返答いたします。
施術フロー(エルビウムYAGレーザーの場合)
氷冷麻酔に続き、極細針で麻酔の注射をします
瞼は大変繊細な部位ですので、皮下出血などを極力避け疼痛も緩和するため、まず氷冷麻酔をしてから医師が34Gという極細の針で麻酔の注射をします。
エルビウムYAGレーザーによる蒸散
エルビウムYAGレーザーを使って眼瞼黄色腫の組織を蒸散させます。レーザーの照射は必ず医師が行います。
止血
バイポーラとうい機器を使ってしっかり止血します。
止血綿の貼付
ご帰宅後に出血するのを防ぐため止血綿を貼付します。止血綿は完璧なものではないため、遠方から来られる患者様はできれば一晩京都に宿泊されることをお勧めいたします。万が一の緊急時には当院で対応いたします。
テープの貼付や軟膏処置と、ご自宅でのアフターケアのご説明
スタッフがご自宅でのアフターケアについてご説明いたします。
眼瞼黄色腫治療のよくある質問
- Q眼瞼黄色腫を切除すると目の形が変わりますか。
- A瞼の皮膚を大きく切除すると目の形が変わる可能性があります。普段から美容的な視点で瞼の診察をしている美容外科医が術後の仕上がりを予測し、美容的に大きな問題のある仕上がりになりそうな場合には手術はお勧めしないこともあります。
- Qレーザーと手術ではどちらが再発しづらいですか。
- A黄色腫の特性上、レーザーでも手術でもどちらでも再発率はあまり変わらないと考えられます。黄色腫の大きさ、形が手術に適している場合には手術のほうが治療跡の面積としては小さくなり、その点でメリットがあることもあります。
料金(簡易版)
エルビウムYAGレーザー
5㎜未満 | 5mm以上10mm未満 | 10mm以上15mm未満 | 15mm以上20mm未満 | 20mm~ |
---|---|---|---|---|
¥22,000 | ¥27,500 | ¥33,000 | ¥38,500 | ¥44,000 |
5㎜未満 | ¥22,000 |
---|---|
5mm以上10mm未満 | ¥27,500 |
10mm以上15mm未満 | ¥33,000 |
15mm以上20mm未満 | ¥38,500 |
20mm~ | ¥44,000 |
切除
~10m未満 | 10mm以上20mm未満 | 20mm~ | |
---|---|---|---|
1個目 | ¥88,000 | ¥110,000 | ¥132,000 |
2個目~ | ¥44,000 | ¥55,000 | ¥66,000 |
1個目 | |
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~10m未満 | ¥88,000 |
10mm以上20mm未満 | ¥110,000 |
20mm~ | ¥132,000 |
2個目~ | |
---|---|
~10m未満 | ¥44,000 |
10mm以上20mm未満 | ¥55,000 |
20mm~ | ¥66,000 |
*7-0~9-0という極めて細い針糸を使用。最も大きなものを1つ目としてカウント