小陰唇縮小・手術
小陰唇肥大とは?
小陰唇とは、大陰唇の内側部分のふっくらとしていて伸縮性のあるヒダ状の皮膚です。
膣の中に雑菌が入らないよう、蓋の役割を果たしています。
大きさは、生まれつき大きめの方もいますが、伸縮性のある特性から、成長と共に大きくなる方もいます。
大きさや色について個人差がありますが、必要以上に大きくなってしまうと見た目のバランスが気になってしまうだけでなく、日常生活に多大な支障をきたしてしまうことがある部位です。
小陰唇肥大の症状
小陰唇肥大は名前の通り、小陰唇が大きくなることや左右差が生まれることを指し、度合いによっては炎症が起きてしまう症状です。
しかし、デリケートゾーンのお悩みは周りの方に相談しづらいですよね。
そのため、自分の小陰唇の大きさが一般的なのか否かを自己判断するのは難しいと言えます。
以下は、小陰唇肥大の可能性が高いと考えられる症状ですので、ぜひご参考にしてください。
ヒダがはみ出て見える
小陰唇が大きい方は、鏡の前に立ち、正面からデリケートゾーンを見た際に、ヒダが大陰唇よりも大きくはみ出て見えます。
また小陰唇の左右差や大きさによって、尿がどちらか一方にはねてしまうことや、大陰唇との間に垢が溜まりやすくなるなど、日常生活への支障をきたすことがあります。
小陰唇肥大は見栄えだけでなく、女性器としての機能にも影響が出てしまうのです。
痛みや違和感がある
小陰唇肥大の場合、自転車に乗った時やイスに座った時に、挟まるような違和感が現れます。
また、スキニーやデニムなどのパンツを履いた時に小陰唇がすれてしまい、痛みや痒みが生まれ、お肌の炎症に繋がる原因となります。
色が黒ずんでいる
小陰唇が大きいことで、小陰唇が黒ずむことがあります。
この黒ずみの原因は、小陰唇の大きさによって生じるこすれや圧迫にあります。擦れ合うことでメラニンの生成が刺激され、小陰唇がだんだんと黒ずんでしまうのです。
日本人は特に小陰唇の黒ずみが起きやすい肌質であることから、とても多くの女性がこの症状に悩んでいます。
小陰唇縮小術の特徴・効果
小陰唇縮小術とは、小陰唇肥大による小陰唇の余分な部分や黒ずみを自然な範囲で切除して、形を美しく整える手術です。
小陰唇は膣口や尿道口を守る大切な部位であるため、機能に支障の出ないよう、見た目とのバランスを考慮して施術いたします。
小陰唇縮小術の手術方法
小陰唇縮小手術は、肥大した部分を切除し、縫合します。
しかし、このとき肥大している部分を平面に切除するのではありません。小陰唇は立体的な構造をしている上、曲線を描いた形状をしています。
そのため、単純に肥大した部分をハサミで切るように切除してしまうと、切除した端の部分が急に途切れてしまったような、角のある形となってしまうのです。
その問題を解決するため、京都・すなおクリニックでは、小陰唇の端を「くさび形」に切除します。くさび形に切除した部分を丁寧に縫合することで、外側に向かって自然に皮膚が薄くなる形になります。
小陰唇の左右差を整える場合
左右差を整える施術の場合、左右対称になるよう、メスでバランスよく切除します。
片側だけが大きい場合には、片側のみを切除します。
小陰唇の黒ずみを解消する場合
黒ずみは主に小陰唇の外側にあることが多いため、小陰唇縮小術を行うことにより黒ずみ部分の量を減らすことができます。
クリトリス包茎手術と同時施術も可能
小陰唇肥大でお悩みの方は、クリトリス包茎の症状を併発していることがあります。
クリトリス(陰核)とは、小陰唇の上部にある突起した部位を指します。
そのクリトリスを守るように覆っている包皮がクリトリス包皮です。
包皮があることで垢が溜まり不衛生な状態になることや、クリトリスが露出しないことで感度が鈍くなってしまう不感症がクリトリス包茎の症状です。
当院では、クリトリス包茎手術も同時に治療可能ですので、気になる方はお気軽にご相談ください。
京都・すなおクリニックで行う小陰唇縮小術
小陰唇縮小術は、とてもデリケートな施術です。
そのため、京都・すなおクリニックでは患者さまにご安心いただける施術をご提供できるよう、こだわっているポイントがあります。
短時間での施術
手術、と聞くと「入院の必要があるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
京都すなおクリニックの小陰唇縮小術では、入院の必要はございません。
手術室で30~50分ほどの時間で施術は終了します。
わずか1日で終わる手術のため、日常生活のリズムを大きく崩さずに手術ができます。
患者さまの体に負担がかからないように、丁寧な施術をなるべく短い時間で行うことが当院のこだわりです。
使用器具へのこだわり
京都すなおクリニックの小陰唇縮小術は、技術はもちろん、使用器具にもこだわっています。
1つは、使用する糸です。
当院では、やわらかくお肌にとって負担の少ない糸(吸収糸)を使用しています。
吸収糸とは、施術後に体内に溶ける糸です。
抜糸が必要となるナイロン製の糸の場合は、抜糸時に強い痛みが伴います。しかし、吸収糸を使用すれば抜糸の必要がないため、痛みを避けられることはもちろん、抜糸のための再来院も不要です。
2つめは、医療用ボンドを使用しない点です。
小陰唇縮小術では、糸による縫い合わせが最も自然で綺麗な仕上がりになります。
そのため京都すなおクリニックの小陰唇縮小術では、医療用ボンドは使用せず、糸とメスによる丁寧な手術を心がけています。
対応は全て女性スタッフ
京都すなおクリニックでは、医師をはじめスタッフ全員が女性です。
女性ならではのデリケートなお悩みに対して、同じ女性として共感し、患者さまにとって最善となる治療方法をご提案いたします。
お一人で抱え込まずに、どんな些細なことでもご相談ください。
小陰唇縮小術の流れ
カウンセリング・診察
京都すなおクリニックでは、プライバシーに配慮した完全個室の空間で施術を行っております。
小陰唇縮小術をはじめとする婦人科形成治療は、非常にデリケートな施術内容であることから、プライバシーをしっかりと考慮した環境が大事だと考えています。
そのため、京都すなおクリニックでは鍵のかかる個室でカウンセリング・診察を行います。
患者さまがどのような症状でお悩みなのかをヒアリングし、写真を用いて施術方法を詳しくご説明いたします。
施術に関して不安な点や気になることがございましたら、どんなことでもご相談ください。
続いて患者さまの症状を確認し、手術の必要があるかを診察いたします。
対象部位の診察は婦人科専用の椅子で行います。診察自体は数十秒ほどです。
診察の際は、当院でご用意している着替えにお着替えいただきます。
お着替えの完了をコールボタンにてお知らせいただくまで、スタッフ・医師は退室いたします。
診察時は部屋自体に鍵をかけ、プライバシーをしっかりとお守りしますのでご安心ください。
切除部分・デザインの決定
術後の小陰唇のデザインは、主にイラストを用いて説明し、ご承諾いただきます。
ご希望の場合は、患者さまご自身の写真を使用して説明を行うことも可能です。
施術
小陰唇縮小術は、手術室にて行います。
カウンセリング時にご相談いただいたとおりにデザインをマーキングし、局所麻酔を注射します。
その後、小陰唇の形や厚さを考慮して切開方法を変えて、患者さまの状態に最もあった方法で切開・縫合いたします。
個人差はございますが、施術自体は約30分~50分ほどで終了します。
アフターフォロー
小陰唇は血流がよく、出血しやすい傾向にあります。
そのため、施術直後から約2時間ほどリカバリールームにてお休みいただきます。
その後、出血が治まってきたことを医師が確認し、問題がなければそのままご帰宅いただきます。
施術後の過ごし方などで不安なことや心配なことがあれば、お気軽にご質問ください。
- 小陰唇縮小術のリスク・副作用
- 小陰唇縮小術には、以下のようなリスク・副作用があります。
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- 腫れ
- 内出血
- 出血・感染
性交渉・運動・プール・温泉については、基本的に傷が落ち着き、感染のリスクがなくなってから可能となります。
この期間については個人差がございますが、平均的には術後2週間目からとなります。
小陰唇縮小術についてよくある質問
- Q抜糸は必要でしょうか?
- A体内に溶ける糸を用いるため、抜糸の必要はございません。
- Q傷跡は目立ちますか?
- A当院では出来るだけ傷跡が目立たないように縫合を行いますので、術後の跡はほとんど目立ちません。
- Q生理中でも施術は受けられますか?
- Aお身体への負担が大きいため、生理中の施術はお断りしています。
- Q手術を受けるにあたり、持参が必要なものはありますか?
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A
小陰唇は血流が良い部位のため、術後は出血する可能性が高いです。
術後、スムーズに診察に移れるよう、出血防止のための産褥ショーツをお持ちください。
産褥ショーツは院内でも販売しておりますので、お持ちでない方もご安心ください。
また、ナプキンは当院で用意しており、無料でご提供させていただいております。 - Q施術当日は、入浴しないほうがいいですか?
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A
手術当日の患部は血流がよくなり、術後出血のリスクが高まります。
小陰唇は血流がよく、出血しやすい傾向にありますので、当日は入浴・シャワーは控え、ご自宅で安静にお過ごしください。
シャワーは翌日から可能ですが、入浴については出血が止まってからと、していただいております。
状態には個人差がありますので、経過を見て判断するようにしてください。