すなおクリニック院長の美容情報ブログ
漢方薬のことを忘れていた2
2020/07/10
漢方薬についての話題、続編です。
東洋医学では「気・血・水」が全身すみずみまで
バランスよく巡っている状態が理想とされます。
女性の肌と体調を美しく輝かせるためには
健康が何よりも大切。
「気・血・水」のゆがみを優しく整える漢方薬を
ベースとして使いながら美容医療を受けて
いただくことでその効果を高めることができます。
今回は「気」のチェックをしましょう。
まずは気が不足している気虚(ききょ)のチェックから。
1.気虚のチェック
(気虚とは、生命活動の根源的エネルギーである気が足りないタイプです)
□顔色が悪い、白っぽい
□疲れやすく、いつもだるい
□食欲がない、少食である
□かぜをひきやすい
□トイレの回数が多い、夜もトイレに起きる
□下痢をしやすい、便がやわらかい
□声が小さく、ぼそぼそと話す
□息切れがする、動悸がする
□冷えを強く感じる
□舌がむくんで大きくなり、歯形がつく
□汗をかきやすい
そして、気の巡りが悪くなっている気滞(きたい)のチェックを。
2.気滞のチェック
(気滞とは、気のめぐりが悪く、身体のどこかで停滞しているタイプです)
□怒りっぽい、すぐにカーっとなる
□いつも憂鬱で落ち込みやすい
□お腹が張って、痛い
□痛む場所が変わる、あちこち痛む
□げっぷやおならが多い
□せきが出たり、ぜんそくになったりする
□頭痛やめまいがする
□ためいきをつくことが多い
□月経不順になりやすい
□月経前や月経中に下腹部や乳房の張りがある
□のどや胸がつかえる
当てはまるものが多い方へ。
私は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)をおすすめします。
「気」は、人の体を支えるすべての原動力のようなものなので、
「気」が不足している人は電池が切れた携帯電話のようなもの。
機能は壊れていないのに、動力がないので動けないのです。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は、
“中(体の内側)を補い気を増やす”という意味で名付けられています。
胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、
「気」を上のほうに動かしてめぐらせることで、
疲れを改善していく処方です。
毎日服用していただいてもよいのですが、
「疲れたな~~~~」「なんか元気がでないな~」
というときに、服用するだけでも結構速攻で元気がでます。
私は意外と(?)疲れやすく、
大体1か月に10回くらいはこれを飲みます。(^^;
色んな所が、かる~くなりますよ(^^)
市販のものより成分が充実しており、
1日2回の服用でOKな便利タイプ。
2週間分28包で2,520円(税別)です。
ほぼ利益なしの設定にして皆さんに元気に
綺麗になっていただこうと目論んでいます。
その他の漢方についてはまた次回ご紹介しますね(^^)
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。