すなおクリニック院長の美容情報ブログ
漢方薬のことを・・・3
2020/07/11
すごい雨ですね。
しばらく続くようですから
皆さん注意して過ごしましょう。
漢方薬の話の続きをば。
本日は「血」のチェックです。
血虚(けっきょ)のチェック
(血虚とは、血の質と量が足りないタイプです)
□顔色が悪く、唇や舌が白っぽい
□立ちくらみやめまいがする
□動悸や不整脈がある
□目が乾いて疲れやすい、目がかすむ
□つめが白っぽくなり、すじが入る
□足がつりやすい
□手足がしびれることがある
□皮膚がかさかさしている
□月経困難症があり、痛むこともある
□月経の出血量が少なく、周期は遅れがち
□眠りが浅い
お血(おけつ(いわゆる「オケツ」ではありません))のチェック
(お血とは、血の流れが低下し、身体のどこかで血が停滞しているタイプです)
□顔色や唇、歯茎が黒っぽく、目の下にクマができやすい
□吹き出物や湿疹がでやすい
□肌が荒れて、しみやそばかすが多い
□皮膚に細かい血管のすじが浮き出てくる
□肩こりなど、からだの一部がいつも痛い
□痛い部分を押すと、より痛くなる
□手足が冷える
□舌が紫色や濁った赤色になる
□月経困難症があり、強い痛みがある
□月経の出血量が多く血のかたまりがでる
□頭痛がする
当てはまるものがありますか?
お血の方には、桂枝茯苓丸や加味逍遥散、当帰芍薬散を
おススメします。
血虚の方は当帰芍薬散がおすすめです。
「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
は、下半身の冷えがとくにつらい方、
シミができやすい方などにおすすめです。
滞った「血(けつ)」のめぐりを良くすることで、
のぼせや足冷えなどを感じる方の生理痛、
月経不順、月経異常などを改善します
「加味逍遙散(かみしょうようさん)」は
お血だけでなく気滞にも効果あり。
「血(けつ)」の不足から「気」が余り、
たまった「気」が熱に変わって
さまざまな症状を引き起こしている方に
向いている処方です。
私は生理前に
(寝転がってマンガをよむのび太君100%の)子供を
怒鳴ったら、はっと我にかえって
これを飲みます。
常時のむわけでなく、いざという時に飲むだけでも
ちゃ~んと効きますよ~。
気持ちが落ち着いて、
子供がちょっとくらい「のび太君」でもいいか、
と思えてきます笑
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、
足腰が冷える方、生理不順がある方などにおすすめです。
お血の症状だけでなく、むくみがきつい方にもよいですよ。
全身に大切な栄養素を与え、
血行を良くするのと同時に、
水分代謝を整えることで余分な水分を体からとり除いて、
足腰の冷え症や生理不順を改善します。
当院の漢方薬は全て1日2回タイプ。
内服はお昼の飲み忘れが多いので、
毎日服用するにはとても便利です。
もちろん、症状が強いときだけ服用する
使い方でもよいと思います。
桂枝茯苓丸は2週間分28包で1300円。
加味逍遥散は2週間分28包で1950円。
当帰芍薬散は2週間分28包で1300円。
いずれもドラッグストアなどと比べても成分が充実し、
当院の利益ほとんどなく(笑)、料金が安いです。
美容医療の補助として、
内側から輝く自分づくりのために、
不調をクリアするために、、、
是非ご自身のタイプに合わせてご利用ください。
漢方は、もうええっちゅうに、
と思われているかもしれませんが
まだまだ続きます。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。