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すなおクリニック院長の美容情報ブログ

【堀医師】これが形成外科医の実力

 

こんにちは、堀です。

 

手術を考えた時、傷あとがきれいに

 

治るか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

“いかに美しく縫い、傷あとを最小限にするか”は、

 

私たち形成外科医にとっては

 

大切な使命のひとつです。

 

 

 

 

サムネイルに使用した上記は、

 

腕の傷跡修正の画像です。

 

傷跡修正により、

 

傷跡が非常に目立ちにくくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、切って、縫う以上、

 

傷あとはなくなりませんが、

 

 

形成外科では医学的根拠に基づいて

 

多くの工夫をおこなっています。

 

 

 

形成外科医になりたての頃、

 

上の先生によく、

 

「このほくろ、どう切る?」と聞かれました。

 

 

 

 

 

まず大切なのは傷の方向だからです。

 

 

 

 

皮膚には自然なシワの流れがあり、

 

これをLanger線や

 

relaxed skin tension line(RSTL)と呼びます。

 

 

 

 

 

 

これらに沿って切開すると

 

皮膚にかかる緊張が少なくなり、

 

傷あとが目立ちにくくなります。

 

引用元:Tyers & Collin. Color Atlas of Ophthalmic Plastic Surgery. 2008, Elsevier, Butterworth-Heinemann.

 

 

 

切開についても、

 

メスで切開する角度が重要となります。

 

 

メスを立てたり、

 

 

少し寝かしたりして

 

工夫が必要になることがあります。

 

 

 

そして縫合です。

 

 

 

縫合には、皮膚の内側を縫合する

 

 

皮下縫合・真皮縫合と、

 

 

皮膚の表面を縫合する皮膚縫合があります。

 

 

 

皮下縫合や真皮縫合は、

 

吸収糸と言われる溶ける糸を使用して

 

皮下脂肪や真皮を寄せる縫合で、

 

 

 

 

 

 

 

皮膚創縁にかかる緊張を減少し、

 

 

傷あとの幅が広がってくることを抑えます。

 

 

 

顔や首ではまず行いませんが、

 

体などはあえて傷が盛り上げるように縫合して、

 

体を動かしたときなど、

 

 

 

 

 

 

 

創縁に緊張がかかっても傷あとの幅が

 

なるべく太くならないようにすることがあります。

 

 

 

 

 

 

適切な真皮縫合により

 

ほぼ創縁はあっている状態になるので、

 

 

 

 

真皮縫合はとても大切な手技です。

 

 

 

 

皮膚縫合は、

 

真皮縫合後に生じた

 

微妙な段差を修正するためにおこないます。

 

 

 

 

 

 

 

糸は炎症をおこしにくいナイロン糸を使用し、

 

1週間ほどで抜糸をします。

 

 

 

糸の痕を最小限にするため、

 

縫合は微細な針と糸を使用して、

 

細かく縫合します。

 

 

 

 

 

 

実際の手術の際に気を付けていることは、

 

皮膚を“愛護的”に扱うことです。

 

 

 

 

 

縫合は鑷子と言われるピンセットのような

 

もので皮膚を掴むのですが、

 

 

 

 

 

 

強い力で皮膚の端をつかむと、

 

 

創縁が痛んでしまい、

 

 

傷が治りにくくなり、

 

 

傷あとが目立ちやすくなってしまうからです。

 

 

 

 

 

 

 

また、なるべくきれいになるように、

 

バイト(傷の線から針を通す位置までの距離)を

 

小さく、

 

強い緊張はかけずに縫っていきます。

 

 

他には、

 

 

 

手術中に顔の向きを変えてもらったりすることで、

 

 

皮膚が重力で流れていかないようにすることで

 

 

均等な縫合ができるようにしたり、

 

 

 

 

 

傷の端が盛り上がるdog earがおこらないように

 

 

 

 

気を付けています。

 

 

 

傷あとをきれいに治すためには

 

術後のケアも必要です。

 

 

 

 

傷あとは、

 

抜糸後しばらく赤くなることが通常ですが、

 

この状態の時に

 

 

 

 

紫外線があたると色素沈着がおこり、

 

 

 

傷が茶色くなってしまうことがありますので、

 

しっかり紫外線対策をしていただきます。

 

 

 

 

 

通常の日焼け止めだけでなく、

 

ピンポイントの紫外線対策として、

 

 

UVカットの透明のフィルムテープを

 

 

使用してもよいかもしれませんね。

 

 

 

よく動き緊張がかかる部位は

 

テープやシリコンジェルを貼ることで

 

緊張が和らぎますので、

 

 

必要がある方には

 

術後に指導させていただきます。

 

 

 

 

また、当院で取り扱っている

 

セベリアクリームは

 

術後の腫れや炎症を軽減し、

 

傷あとがきれいになることを助けるので、

 

 

なるべくダウンタイムを少なくしたい方には

 

おすすめです。

 

 

 

とはいえ、

 

 

傷が落ち着くまでは

 

3-6か月ほどかかりますので、

 

あせらず、ケアを継続することが大切です。

 

 

 

最後に、

 

傷あとを最小限にするには、

 

術中の丁寧な縫合と、

 

術後の適切なケアの両方が大切です。

 

 

 

せっかく美容の手術を受けるのですから、

 

傷あともできるだけ美しく治したいですよね。

 

 

 

縫合自体は研修医でもできる手技ですが、

 

私たちは形成外科の技術を生かして、

 

これからも見た目の美しさにこだわった手術を

 

していきたいと思います。

 

 

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Sunao Tsuchiya

京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。

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