すなおクリニック院長の美容情報ブログ
縫合を綺麗に
2020/01/24
最近、手術のときに
縫い目をスタッフが褒めてくれるので
いい気になってます。
いい気になると失敗するタイプなので
本当に気をつけなくちゃあいけません。
気をつけよう。
うん。気をつける。
本当は
縫うのが上手いだけでは
美容外科医としてはダメなんですけどね( ^ω^)・・・
立体感とか、
皮膚の質感から形態変化を予測するための
経験とか知識とか、
効率的に前例から学習するための
パターン認識力とか
判断力とか
目がいいとか
患者さんの意図を推し量るコミュニケーション力とか
結構色々奥が深あく深く、
わたくしまだまだ日々反省です。
あ、でもね、(戻りますが)縫うのには
マイクロサージャリ―の特訓と経験が生きています。
この写真は、顕微鏡で直径1ミリほどの血管を拡大してみたものです。
わたし、若かりし頃からこんな感じの直径1ミリの血管を一度チョッキンして
対称に8か所縫って吻合するというトレーニングを
沢山しました。
マイクロサージャリ―ができたらカッコいいなあと思って。
(若かった)
綺麗に対称に吻合できていないと血液が縫い目から漏れてしまうので
とてもよい特訓になりました。
研修医のときには仕事の後に夜中の0時まで残って
練習していたこともあります。
(本当に若かった)
沢山練習して、17年間、実際に沢山の手術をさせてもらっているので
そこまですれば誰でも少しはうまくなるもんです。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。