すなおクリニック院長の美容情報ブログ
肝斑は”こじらせ”ることがある
2026/02/13
肝斑は“こじらせる”ことがあります
肝斑は刺激で悪化する色素異常。
「フォトフェイシャルを何回も受けたのに、
どんどん濃くなった気がする」
「肝斑と言われて治療したけれど、
むしろ広がっている」
こうしたご相談は、実は少なくありません。
肝斑は、刺激に弱い色素異常です。
そのため、自己流のケアや、
肝斑の扱いに慣れていない医院での診療により
悪化してしまうことがあります。
そして一度こじらせると、
話は少し複雑になります。

典型的な“肝斑”の顔ではなくなる
本来、肝斑は両頬に左右対称に
ぼんやりとした境界
淡褐色の色調
という特徴を持ちます。

しかし治療を含め、刺激を繰り返すと、
・色調がまだらになる
・境界が不明瞭になる
・炎症後色素沈着が混在する
・部分的に濃く、部分的に薄くなる
というように、典型像からかけ離れていきます。
そうなると、診断自体が難しくなります。
本来うすくもやもやとしている肝斑が
時に部分的に、日光性色素斑のように色調と境界が
はっきりしてくることさえ、あります。
そして、ここでさらに強いレーザーを重ねると、
ひどい悪循環に入ってしまうことがあるのです。
今回の患者さんも、まさにその状態でした。
この方はご自身でZOスキンをネットで購入し
使用してみたものの
全く反応がおきず改善もしない、
ということでご来院されました。
私は最初からレーザーは行いませんでした。
選択したのは、いわば“守り”の治療です。
-
トランサミン注射
-
コウジ酸誘導体+ビタミンC配合クリーム
刺激を与えない。
まず炎症を鎮める。
メラノサイトを静かにさせる。
地味な治療です。
肌のトーンが明らかに整い、
まだら感が改善し、
患者さん自身が大変喜んで
くださいました。
肝斑は、
シミの一種ではありますが
刺激で悪化する、扱いに繊細さが必要な色素異常です。
強くすれば良くなる、という単純なものではありません。
私はトーニング治療は大変よい治療だと思っています。
肌の真皮の機能を改善し、
肌を底から若返らせることができます。
ただ、誰でも同じ治療をすればよいというものでは
ありません。
今、肌は攻めるべきなのか。
それとも守るべきなのか。
この判断にはある程度経験が必要だと思います。
トランサミン注射のリスクは
皮下出血・注入時の痛み・肝斑の悪化など
コストはエアシャインによるトランサミン導入
1回 16500円(税込 看護師施術)
です。
モニターさんに協力くださった方、
ありがとうございました!
これからの毎日が明るく楽しく
なられますように
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。










