闘いと敗北、人の温かさ２

クリニックに連絡して、

本当に有能でよく働いてくれるうちの精鋭部隊、

通称「受付さん」たちに

私の診察のキャンセルを25日分までお願い。

26日は定休。27日が濃厚接触者（私）の解除日。

27日学会で美容外科学会のシンポジウムで発表だよ。

ギリギリじゃん。

できるのかな。

私がうつってたら無理だよね。

あの人にもこの人にも会いたかったのに！

と、混乱再発。

家族内感染予防のため、すべての窓を開け放ち

寝るところを全員別にし、ありったけのアルコールスプレーを

各所に配備し、家の中でも2重マスクとゴーグル。

ビュービュー吹き荒れる風の中で食事をする日々が始まりました。

空気清浄機も最大になってたから、もう耳がおかしいよ。

とめてもゴーゴーする気がする。

4歳の娘は独りぼっちで小さな机で食事をし、お風呂も最後。

この写真はマスクに自分で絵をかいているところ。

でも、さすがにストレスがたまり、我慢しきれなくなって、

親にひっついてくることもしばしば。

ひっつかれたらもう、押しのけて

「あの時、お母さんに押しのけられた」と

トラウマになっても困るし

しばらくひっつかせといて、着替えたり消毒したり。

試験を控えた上の娘に勉強させてると、寂しくなって下の娘もきちゃうし

ダメだってばあっと引き離しながらなだめたりすかしたり。

クリニックからの様々な連絡に回答しつつ

学会のプレゼンは万一私が陽性になったときのために

音声を吹き込んで動画にしておくよう要請があり、そんな作業もしながら

食事の準備もしつつ、混乱疲弊。

同じ部屋で私が混乱しているのに

仕事に熱中して立ち上がらない

集中力抜群の夫に心底激しい怒りを覚えながら

疲労が蓄積していきました。

22日に郵送した4歳の娘以外3名のPCRは、

全員陰性。

やったやった、私たちはやっぱりできる子なんだ。

と、ここで1回高らかに笑いました。

23日に私がだる～くなってきて、

子供の相手をして疲れたかなあ、といって早く寝ることに。

後で聞いたら夫は「つかれすぎでしょ」と思っていたとのこと。

「ガあっ！」

疲れたな～疲れたな～

なんだかとっても疲れたな～

と思っていた矢先、

24日に郵送してあった市から配布されたPCRの

結果連絡の電話が26日に鳴りまして・・・

つづく