すなおクリニック院長の美容情報ブログ
手術はキズが綺麗でないと
2023/02/18
先日、フェイスリフトカウンセリングにいらした患者さんのお話です。
なんと9か月ほど前に他院でフェイスリフトを受けられたとのこと。
しかし2回目を考えられているとおっしゃられるので
(それでは2回目は早すぎるな)というのが私の最初の思いでした。
2回のカウンセリングでお話を伺いながら、
様々なリフトアップ法をご提示しつつ
お話合いを進めていきました。
最終的には
「やはり前回は極めて小範囲の手術で
効果もほとんどなかったので
再度きちんとやりたい」
という患者さんのご意向をを尊重し、
また、初回手術の傷跡が
あまりにお気の毒な傷で、治してあげたい
と思った、というのもあって
2回目のフェイスリフト手術を計画することに。
手術の傷が綺麗に治るかどうかには
●手術部位
●妊娠の影響
●喫煙
●栄養状態
なども関係しますが
★医師の縫合技術
も大いに傷跡の美しさに寄与します。
この方の初回手術の傷跡は
こんな感じで
もみあげがジグザグすぎる
全体的に肥厚性瘢痕
上方で適切なドッグイヤー修正がされていない
*ドッグイヤー:立体的な皮膚を直線状の縫合した際に
発生する皮膚のふくらみ
縫合がそもそも段差あり
など、様々な問題がありました。
反対側も綺麗ではありませんでした。
このもみあげをどうしよう・・
と考えあぐねながら
何とか綺麗にしてあげたい!
という思いで、先日手術を終えました。
中も開けてみてびっくりの、
意味のない糸だらけで
正直大変でした。
でもなんとか綺麗にまとまったし
良い感じでリフトアップしたと思います。
モニターさんになってくださったので
またご報告しますね。
ちなみに、当院でフェイスリフトを受けられた方の
傷跡は、結構綺麗だと自負しています。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。