すなおクリニック院長の美容情報ブログ
タトゥー 完全に無かったことにするなら「レーザーより切除」かも
2025/10/16
こんにちは。
本日はタトゥー切除のモニターさんをご紹介します。
タトゥーはファッショナブルでかっこいいのですが
ライフステージの変化や環境の変化で
除去しなくてはならなくなることがあります。
除去の方法には
レーザーと
切除縫合
削皮
植皮
などがありますが、
切除縫合できる大きさタトゥーであれば
私の個人的な意見では
切除してしまうのが一番すっきりするとは思います。

こちらのモニターさんはお仕事のために
除去を決意されました。
黒一色ですし、レーザーも効果はあるのですが
レーザー治療だと大変多くの回数がかかるのと
治療が完了してもまだうすぼんやりと跡が見えてしまうので
絵柄や文字がたどれてしまい
かつてタトゥーをいれていたことがばれてしまうことがあります。
一方、切除では傷跡1本になりますので
「昔けがをした」
「昔手術をうけた」
などと周囲に説明することもできます。

↑こちらは初回手術後7日目の抜糸日のお写真です。
タトゥー切除はこのように何回かに分けて
切除をすることで安全に幅広いタトゥーを
切除することができます。
形成外科皮膚外科領域のの基本的な技術で
serial excisionというやり方です。
1回の手術から3か月以上すると周囲の皮膚が伸展し
やわらかくなるため、次の手術でまた新たな部位を
切除することが可能になるのです。

こちらは初回手術から2か月経過したときの
お写真。
次の手術を予定通りに行えそうか、
一旦経過診察に来ていただくことが多いです。

初回手術から3か月をあけて、2回目の手術を行いました。
↑こちらは2回の手術から7日経過した抜糸日のお写真です。

↑こちらは2回目の手術から3か月が経過した時の
お写真。
傷跡の赤みがまだありますが、
かつてタトゥーが存在していたという気配は
すっかりなくなりました。
知らない人がみたら、まさかタトゥーを切除した
跡とは思わないのではないでしょうか。


切るのは怖い、と言う場合や
切除不可能な大きさのタトゥー
では、レーザーを使用させていただきますが
治療結果はややうすぼんやりと
タトゥーの影が見えてしまうことが多いことを
ご了承下さい。
タトゥー切除のリスクは
出血・感染・創部理解・肥厚性瘢痕・ケロイド
などです。
コストは
例えば4㎝以上7㎝未満の最大径のタトゥーで
1回の手術代金が¥253,000
モニターさんは
¥217,500
です。
モニターさんにご協力くださった方
ありがとうございました。
これからの毎日が明るく楽しくなられますように!
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。