美容コラム
「ほうれい線の改善では「頬+ほうれい線」のヒアルロン酸注入を」
2026/09/25
こんにちは。すなおクリニック医師の堀です。
本日は、ほうれい線の改善方法についてお話しします。
ほうれい線の原因は「たるみ」と「ボリュームの減少」
ほうれい線の改善には、ヒアルロン酸注入がとても有効だと私は考えています。
HIFUや糸リフトといったリフトアップ治療も、若返りの効果が期待できる治療です。
ただ、ほうれい線ができる原因には、たるみだけでなく
「お顔のボリュームが減ること」が深く関わっています。
年齢とともに、骨・筋肉・皮下脂肪・皮膚はそれぞれ少しずつ痩せていきます。
そのため、引き上げる治療だけではほうれい線が十分に
改善しないことも少なくありません。

ほうれい線だけでなく「頬」も見る
最近はSNSなどで美容医療の情報に触れる機会が増え、
「ほうれい線にヒアルロン酸を入れたい」と
具体的にご相談いただくことが多くなりました。
ただ、実際にお顔を拝見すると、ほうれい線の周りだけでなく、
中顔面(頬)の骨や脂肪のボリュームも同時に
減っている方がたくさんいらっしゃいます。
頬の土台が痩せることで、たるみがより目立ちやすくなっているのです。
そこで私がご提案するのは、
ほうれい線だけに入れるのではなく、
頬で土台を支えて持ち上げつつ、
ほうれい線にも適量を入れるという方法です。
MDコードに基づく頬への注入(Ck1・Ck3・Ck4)
当院では、「MDコード」と呼ばれる
お顔の解剖学的な指標に基づいて注入治療を行っています
頬の注入ポイントは主に次の3つです。
• Ck1(頬骨弓):こめかみ寄りの頬骨の上。顔の外側から引き上げる土台になります
• Ck3(頬の前・内側):目の下から頬の前面。下がった頬の前面を支えます
• Ck4(頬の外側):頬下外側の頬コケの部分。凹みの改善と、リフトアップの効果があります

頬の骨格に沿ったこれらのポイントに適切な深さで注入すると、
下がった組織を下から支え、
頬全体を少し持ち上げるような効果が期待できます。
その結果、ほうれい線の段差そのものが浅くなります。
そのうえでほうれい線にも直接注入すると、
自然でバランスの取れた仕上がりになりやすくなります。
「ほうれい線だけ埋める」と不自然になる理由
たるみやボリュームの減少が残ったままほうれい線だけを埋めると、
次のようなことが起こりがちです。
・口元だけがもったりと盛り上がり、「何かした顔」に見える
・笑ったときに、ヒアルロン酸を入れた部分だけが膨らんで見える
・頬は下がったままなので、顔全体の印象は若返らない
・溝が消えきらず、さらに量を足したくなる悪循環に陥りやすい
ほうれい線は「線」ですが、
人がお顔を見て「若々しい」「疲れて見える」と感じるのは、
頬の位置や顔全体のバランスによるところが大きいのです。
安全面の理由:ほうれい線に大量に注入するリスク
もう一つ大切なのが安全性です。
ほうれい線の近くには、顔面動脈やその枝など重要な血管が走っています。
この狭い範囲に多くのヒアルロン酸を入れると、
・注入物が周囲の血管を圧迫し、血流が悪くなる
・血管内に入ってしまうリスクが相対的に高まる
といったことが考えられます。
血流が妨げられると皮膚の色が変わったり、
まれに皮膚の壊死などの重い合併症につながったりすることがあります。
頬で土台を整えておけば、
ほうれい線に入れる量は少量で済みます。
1か所に頼らず、必要なところに必要な分だけ分散して入れる。
これは仕上がりのためでもあり、安全のためでもあります。

当院の考え方
当院が大切にしているのは、「やりすぎない、自然な仕上がり」です。
同じようにほうれい線が気になる方でも、
原因は一人ひとり違います。
頬のたるみが主な方、骨格の影響が大きい方、
皮膚のハリの低下が中心の方などさまざまです。
カウンセリングではお顔全体を拝見し、
どこに・どれだけ入れるのが良いかをご提案します。
場合によっては、ヒアルロン酸以外の治療
(糸リフトやHIFU、フェイスリフトなど)が合う方もいらっしゃいます。
「ほうれい線を消したい」というご相談から始まっても、
目指すのは線が消えることではなく、
お顔全体が自然に若々しく見えることだと考えています。
【ヒアルロン酸注入について】
費用:1本目88000円(税込)
主なリスク・副作用:内出血、腫れ、痛み、
赤み、しこり、左右差、感染、アレルギー反応、
血管閉塞(皮膚の色の変化・壊死、まれに視力障害)など
※効果の持続には個人差があります
このコラムを書いた医師
医師/日本形成外科学会認定専門医
堀 医師 Dr.Hori
スキンケアと婦人科手術・豊胸手術のスペシャリスト
注入・タトゥー切除も得意とするオールマイティードクター
寄り添う心で、美しさと自信を引き出します
患者様の悩みや希望を丁寧にお聞きし、患者様により自信を持っていただくよう一緒に歩んでいきたいと思います。
不安なことも納得いくまでご相談させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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