美容施術解説
ソフウェーブの効果はどこまで?国内承認が示す変化とやりすぎない選び方
2026/08/25
「切らずにたるみを何とかしたいけれど、頬がこけるのは怖い」「ハイフを受けたけれど、思ったほど変わらなかった」……。このようなお悩みをお持ちではありませんか?
こうしたお悩みの背景には、たるみがどの層から来ているのかを確かめないまま、機器の名前だけで治療を選んでしまっているという事情がしばしば隠れています。
同じ「たるみ」でも、肌そのものがハリを失っている場合と、深い土台がゆるんでいる場合とでは、届かせるべき層がまったく異なるのです。
本記事では、ソフウェーブの効果は「真皮を引き締め、肌のしわとハリを立て直すこと」に軸があるという結論を先にお伝えします。そのうえで、根拠となる国内での承認内容、効果が現れる時期と持続期間、痛みやリスク、他の機器との違いと選び分けまでを、形成外科出身の医師の視点から詳しく解説します。
第1章 ソフウェーブの効果とは|国内で承認された「しわの改善」という答え
ソフウェーブの効果を語るうえで、最も確かな出発点は国内での承認内容です。ここには、この治療に何を期待してよいかが、公的な形で示されています。
1-1. ソフウェーブの効果の中心は真皮の引き締め
ソフウェーブは、超音波のエネルギーを真皮(しんぴ)、つまり肌の厚みの大半を占める層に集中させ、熱を加える治療です。真皮のコラーゲンが熱で収縮し、その後に新しいコラーゲンがつくられる過程を通じて、肌そのもののハリが立て直されていきます。
その結果として期待できるのが、目元や口元の細かなしわ、首の横じわ、フェイスラインのゆるみといった、皮膚のたるみに由来する変化です。加えて、コラーゲンが入れ替わることで毛穴やきめといった肌質の面でも変化を感じる方がいらっしゃいます。
一方で、これは顔の土台ごと引き上げる治療ではありません。この線引きこそが、後悔しないために最初に押さえておきたい点です。
1-2. 2025年4月に国内で承認された効能が示す範囲
ソフウェーブは、2025年4月14日、「中等度又は重度の顔面及び頚部のしわの改善」を目的とする医療機器として、国内で薬事承認を取得しています([株式会社ジェイメックの発表]による)。このとき「皮膚引締め用超音波照射器」という一般的名称が新たに設けられました。
ここで注目していただきたいのは、承認された効能が「リフトアップ」ではなく「しわの改善」**と書かれている点です。公的に認められた効果の範囲が、皮膚のしわに置かれているという事実は、この治療の性格をよく表しています。
クリニックの広告では、機器の効果が実際より大きく語られることが珍しくありません。だからこそ私は、カウンセリングで承認内容という客観的な物差しをお示しするようにしています。
1-3. 米国FDAの適応と国内の承認は範囲が異なる
ソフウェーブについて「FDA承認」という言葉を目にされた方も多いでしょう。米国FDAでは、顔のしわの改善に加え、眉のリフト、あご下と首のたるんだ組織のリフトなどについてクリアランスが与えられています。ニキビ跡やセルライトの外観の改善についても同様です。
ただし、国内で承認されている効能は、あくまで顔と首のしわの改善です。海外の適応をそのまま国内の効果として語ることは、期待と結果のずれを生みかねません。
海外の情報が先行しやすい領域だからこそ、どこまでが国内で認められた範囲なのかを分けて理解しておくことが、納得のいく判断につながります。
第2章 ソフウェーブが効果を生む仕組み|真皮に熱を届けるSUPERB技術
なぜソフウェーブは真皮に集中して働きかけられるのでしょうか。この章では、効果の土台となる仕組みを、層ごとに整理してお伝えします。
2-1. 平行に並んだビームが真皮中層に熱を集める
ソフウェーブに搭載されているのは、SUPERB(スパーブ)と呼ばれる、7本の超音波を平行かつ同期して照射する技術です。焦点を一点に絞り込むのではなく、平行なビームで面として熱を届ける構造になっています。
エネルギーが集まるのは、皮膚の表面からおよそ1.5mmの深さ、つまり真皮の中層です。この深さで組織が60〜70℃程度まで温められ、コラーゲンが収縮する反応が引き起こされると報告されています。
超音波を焦点に絞らず面で使うこの構造のため、その下にある皮下脂肪の層へエネルギーが及びにくいことも、大きな特徴といえるでしょう。
2-2. コラーゲンと弾性線維が入れ替わるまでに起きていること
熱を受けた真皮では、まずコラーゲンが縮み、続いて組織を修復しようとする反応が始まります。この過程で新しいコラーゲンや弾性線維がつくられ、時間をかけて肌のハリが立て直されていきます。
実際に、ソフウェーブ照射後の皮膚を組織学的に調べた研究では、中真皮でコラーゲン線維の密度が0.849から1.432へ、弾性線維の密度が0.504から0.673へと増加したことが報告されています(*Suh DH, et al. J Cosmet Dermatol. 24(2), e16670, 2025.*)。同研究では、重い有害事象は認められなかったとされています。
効果が施術直後ではなく数週間から数ヶ月かけて現れるのは、この入れ替わりに時間がかかるためです。
2-3. 表面を冷やしながら熱を届ける構造
真皮に高い熱を加える一方で、皮膚の表面は守らなければなりません。ソフウェーブでは、照射面に冷却機構が組み込まれており、表皮を冷やしながら深部にエネルギーを届ける構造になっています。
この仕組みによって、表面のやけどのリスクを抑えつつ必要な熱量を確保することが可能になりました。とはいえ、冷却があれば無条件に安全というわけではありません。出力の調整や照射の進め方が適切でなければ、肌に負担がかかる場合があります。
いかなる施術にも一定のリスクは伴います。機器の構造だけでなく、それを扱う医師の判断が結果を左右する点は、押さえておいていただきたいところです。
第3章 ソフウェーブの効果はいつから?ピークと持続期間の目安
「効果はいつから実感できるのか」は、カウンセリングでよくいただくご質問です。ここでは時間の流れに沿って、変化の現れ方を整理します。
3-1. 施術直後の変化と、本来の効果が現れるまで
施術を受けたその日から、肌が引き締まったように感じる方は少なくありません。ただしこの段階の変化は、熱による組織の収縮が主であり、一時的なものと考えられます。
本来の効果、すなわち新しいコラーゲンによるハリの回復は、施術からおおむね1〜3ヶ月かけて徐々に現れます。この時期に、しわの浅さやフェイスラインの印象の変化として実感される方が多い傾向があります。
時間の流れを整理すると、次のようになります。
|
時期 |
肌に感じられる変化 |
皮膚の中で起きていること |
|
施術直後 |
引き締めの手応えを感じる方もいる |
熱によるコラーゲンの収縮 |
|
2週間〜1ヶ月 |
大きな変化は乏しいことが多い |
修復の反応が始まっている段階 |
|
1〜3ヶ月 |
しわが浅くなり、肌のハリが戻る |
新しいコラーゲン・弾性線維の生成 |
|
半年〜1年 |
効果が穏やかに落ち着いていく |
加齢による変化が徐々に上回る |
臨床現場では、施術直後に大きな変化を感じられずご不安になる方もいらっしゃいます。そうした場合も、数週間の経過を見ていただくようお伝えしています。
3-2. 効果が続く期間と、次を考えるタイミング
効果の持続には個人差がありますが、一般的な目安としては半年から1年程度とされています。当院では、およそ1年を一つの区切りとしてお考えいただくことが多くあります。
ただし、加齢による変化そのものが止まるわけではありません。持続期間とは「効果が消える日」ではなく、立て直したハリが加齢の進行に追い越されていく、そのゆるやかな経過を指しています。
次を検討するタイミングは、ご自身が「そろそろ気になってきた」と感じたときで差し支えありません。期間だけを機械的に区切る必要はないと考えています。
3-3. 1回で足りるのか、回数を重ねるべきなのか
ソフウェーブは1回の照射でも変化が期待できる治療です。実際、当院でも1回ごとのプランでご案内しています。
一方で、しわの程度が深い場合や、より整った状態を保ちたい場合には、間隔をあけて重ねるという考え方もあります。ここで大切なのは、短い間隔で繰り返せば効果が積み上がるとは限らないということです。
組織が修復されていく過程には、それぞれ必要な時間があります。焦って回数を重ねるよりも、変化が落ち着いたところで次を判断するほうが、結果として自然な仕上がりに近づきやすいと考えられます。
第4章 ソフウェーブで変わりやすい悩みと、変わりにくい悩み

同じ治療でも、悩みの成り立ちによって手応えは変わります。この章では、ソフウェーブの効果が届きやすい状態と、そうでない状態を分けて考えます。
4-1. 効果を感じやすいのは皮膚のゆるみが主因の方
ソフウェーブの効果が届きやすいのは、たるみやしわの主な原因が真皮のゆるみにある方です。具体的には、次のような状態が挙げられます。
- 目元・口元の細かなしわ:皮膚に刻まれた浅いしわで、表情に関わらず気になるもの。
- 首の横じわ:皮膚のハリの低下が目立ちやすく、承認された効能にも含まれる部位。
- フェイスラインの軽度なゆるみ:輪郭のもたつきが、まだ深い層まで及んでいない段階のもの。
- 毛穴やきめの乱れ:コラーゲンの入れ替わりに伴い、肌質の面でも変化が期待できます。
いずれも、皮膚そのものを立て直すことで改善が見込める悩みです。
4-2. 深いたるみや脂肪によるもたつきには届きにくい
反対に、ソフウェーブだけでは十分に届きにくい状態もあります。エネルギーが真皮にとどまるという特徴は、裏を返せば、それより深い層には作用しないという意味でもあるのです。
たとえば、SMAS(スマス)筋膜と呼ばれる深い支持組織や、それを支えるリガメント(支持靭帯)がゆるんでいる場合、皮膚だけを引き締めても手応えは限られます。皮下脂肪が下垂して覆いかぶさっているタイプのもたつきも同様です。
この場合に必要なのは、より深い層に届く治療や、外科的な選択肢を含めた検討です。「効果が足りない」のではなく、届かせるべき層が違っていた、というだけのことも少なくありません。
4-3. 「効果がなかった」と感じるケースに共通すること
他院でソフウェーブを受けたものの変化を感じられなかった、というご相談をお受けすることがあります。経過を伺うと、いくつかの共通点が見えてきます。
一つは、前述のとおりたるみの主因が真皮になかったというケースです。もう一つは、照射範囲や出力が状態に見合っていなかった場合。そして、施術から日が浅く、コラーゲンの入れ替わりを待つ時期に入っていなかったという場合もあります。
私自身、形成再建外科で組織の修復に向き合ってきた経験から、まずは「どの層に何が起きているか」を確かめることを何より大切にしています。機器を替える前に、見立てを見直すことで解決に近づく場合は珍しくありません。
第5章 ソフウェーブとウルセラ・サーマクールの違い|層で選び分ける
たるみ治療を比べるとき、多くの方は「どれが一番効くか」という問いから入られます。しかし本当に見るべきは、それぞれの治療がどの層に働きかけるのかという点です。
5-1. 熱が届く層で整理する

主な治療の違いを、層という観点から整理してみましょう。当院で扱っている選択肢を並べたものが次の表です。
|
治療 |
主に働きかける層 |
得意な悩み |
持続の目安 |
|---|---|---|---|
|
ソフウェーブ |
真皮(約1.5mm) |
顔と首のしわ、皮膚のハリ、毛穴 |
半年〜1年程度 |
|
ウルセラ |
SMAS筋膜(約4.5mm)と真皮 |
深い層のゆるみ、輪郭のもたつき |
1年程度 |
|
サーマクールFLX |
真皮から皮下脂肪の線維隔壁 |
皮下脂肪を主体としたたるみ、毛穴 |
1年程度 |
|
ポテンツァ |
針を介して真皮へ |
肌質、毛穴、肌の状態に応じた調整 |
継続的なケアが前提 |
|
糸リフト |
皮下組織 |
方向性をもった引き上げ |
糸の種類・本数により幅がある |
|
フェイスリフト |
SMAS筋膜を含む深部 |
進行したたるみの根本的な改善 |
長期(数年以上) |
照射による3つの治療は、いずれも外科手術と比べれば日常生活への影響が大幅に小さい治療です。機器同士でその差を競わせるより、外科と非外科という括りで捉えていただくほうが実態に近いといえます。
5-2. 頬のこけが心配な方に向く理由

ハイフ(高密度焦点式超音波)を受けて頬がこけた、という話を耳にして不安を感じている方は少なくありません。この現象は、脂肪の層に過量の照射が行われ、脂肪が収縮することで生じうる変化です。
ソフウェーブは肌を引き締める熱が真皮にとどまる構造のため、脂肪の減少による頬のこけは生じにくいと考えられています。もともと頬の脂肪が少ない方や、こけ気味の輪郭が気になる方にとっては、この点が選択の理由になることがあります。
ただし、これは「深い層に届かない」ことの裏返しでもあります。安心と効果の届く範囲は表裏一体である、という理解が欠かせません。
5-3. 組み合わせて補い合うという考え方
たるみが複数の層にまたがっているとき、一つの機器だけで解決しようとすると無理が生じます。表面のハリにはソフウェーブ、深い土台のゆるみにはウルセラ、皮下脂肪を含むもたつきにはサーマクールFLX、というように役割を分担する発想です。
当院では、[ソフウェーブによる切らないたるみ治療]のほか、[SMAS筋膜に働きかけるウルセラ]や外科的な治療まで扱っており、必要な層に必要な分だけ働きかけることを重視しています。実際の診療にあたるのは、複合治療を得意とする複数の女性医師です。
一つの施術名にこだわらず、外科と非外科の両面から柔軟に組み立てられることが、自然な仕上がりに近づく近道だと考えています。
第6章 ソフウェーブの痛み・リスクと、日常生活への影響
効果だけを見て治療を選ぶことはできません。この章では、ソフウェーブを受ける際に知っておいていただきたい現実的な側面をお伝えします。
6-1. 施術中の痛みと、施術後の日常生活
ソフウェーブは熱を用いる治療のため、照射中に温かさやチクッとした痛みを覚えることがあります。ただし表面を冷やしながら照射する構造であること、また必要に応じて麻酔クリームを併用できることから、痛みへの配慮がなされた治療といえます。
施術後、日常生活への影響はほとんどありません。当日からメイク・洗顔・シャワーが可能で、多くの方が翌日から普段どおりに過ごされています。
比較的デリートな方では、軽い赤みやほてりが数日みられることがあります。結婚式や大切なプレゼンテーションなど、人前に立つご予定がある場合は、施術を4日目以降に余裕をもって設定されると安心でしょう。
痛みの感じ方にも、肌の反応にも個人差があります。当院ではご予定やご不安を伺ったうえで、出力と日程をご提案しています。
6-2. 起こりうる副作用と、リスクを左右するもの
頻度は高くありませんが、照射治療である以上、次のような症状が生じる可能性はあります。
- 熱に関連するもの:軽いやけど、水疱の形成。
- 色素に関連するもの:色素沈着、肝斑(かんぱん)が濃くなる変化。
- その他:感染、神経の損傷、瘢痕(はんこん)の形成。
こうしたリスクの多くは、部位そのものが危険だから起きるわけではありません。お顔には多くの顔面神経や感覚神経が張り巡らされており、安全な照射には解剖学的な知識にもとづく出力の調整と見極めが欠かせない、というのが実際のところです。
つまり、リスクの所在は機器ではなく、それを扱う医師の側にあると考えるほうが正確でしょう。
6-3. 学会の指針が示す「誰が照射するか」
この点について、国内では明確な枠組みが示されています。2025年4月、厚生労働省の依頼を受けて、日本美容外科学会(JSAPS)、日本美容外科学会(JSAS)、日本美容皮膚科学会(JSAD)の3学会が、ソフウェーブの適正使用指針を共同で策定しました。
指針では、施術者を製造販売業者によるトレーニングを修了した医師に限定し、実施をクリニックなどの医療提供施設に限ることが明記されています。あわせて、目の周囲やのどの前面など、照射を行わない部位も具体的に示されました。
こうした指針が設けられた背景には、医療機関以外でのハイフ施術によるトラブルが相次いだ経緯があります。「どの機器か」以上に、クリニック選びの段階で「誰が、どこで照射するか」が問われている領域なのだと、私は受け止めています。
6-4. 「受けない」という判断もある
最後に、あえて申し上げておきたいことがあります。それは、治療が常に最善とは限らないという点です。
たとえば、しわがまだ浅く、日常のスキンケアと紫外線対策で十分に対応できる段階の方もいらっしゃいます。反対に、たるみが深い層まで進んでいる方が照射を繰り返しても、期待した変化には届かないまま費用と時間だけが積み重なることもあるでしょう。
今は治療の時期ではない、あるいは別の手段を先に考えるべきであるとお伝えすることも、やりすぎない美容医療の一つの形だと考えています。
第7章 ソフウェーブの効果についてよくある質問
ここでは、カウンセリングで実際によくいただくご質問にお答えします。ご自身の状況に近いものがあれば、判断の参考になさってください。
「ソフウェーブとハイフは、どちらが効果的ですか?」
優劣で比べられるものではなく、たるみの主因がどの層にあるかで向き不向きが変わります。皮膚のしわやハリの低下が中心の方は真皮に働きかけるソフウェーブが、深い土台からのゆるみを感じる方はSMAS筋膜まで届くウルセラが、それぞれ力を発揮しやすい傾向があります。実際には、肌の状態を診たうえで選び分け、必要に応じて組み合わせます。
「1回の施術でも効果はありますか?」
1回でも変化が期待できる治療で、当院も1回ごとのプランでご案内しています。ただし効果が永続するわけではなく、しわの程度が深い場合には、間隔をあけて重ねることをご提案する場合もあります。短い間隔での繰り返しは推奨していません。
「痛みが強いほど、効果は高くなるのでしょうか?」
痛みの強さと効果の大きさは、比例するものではありません。適切な出力の範囲を超えて照射しても、効果が上乗せされるわけではなく、かえって肌への負担が増すおそれがあります。施術中に強い痛みを感じたときは、我慢せずその場でお伝えください。出力を調整しながら進めることが、結果的に安定した仕上がりにつながります。
「施術後、いつからメイクができますか?」
当日から可能です。洗顔やシャワーも通常どおり行っていただけます。赤みやほてりが残る場合は、肌への刺激が少ないものを選んでいただくとよいでしょう。
「ヒアルロン酸を入れている部位にも照射できますか?」
特に問題を生じないことがほとんどです。注入されている層と照射で熱が届く層が異なることが多く、実際に有害な事象は起きていません。施術歴は診察時に伺っていますので、ご心配な点はその際にお話しください。
「他院でハイフを受けて頬がこけました。ソフウェーブなら大丈夫でしょうか?」
まずは、こけの原因が脂肪の減少にあるのかを確かめる必要があります。原因によっては、注入治療でボリュームを補うほうが適している場合もあるためです。当院では、他院で受けた施術後のご不安についてもご相談をお受けすることがあります。現在の状態を正確に評価するところから始めましょう。
「効果を長持ちさせるには、どうすればよいですか?」
日々の紫外線対策と保湿が土台になります。加齢による変化は続きますので、効果が落ち着いてきた頃合いを見て次を検討するのも一つの方法です。回数を増やすことより、適切な間隔を保つことのほうが、自然な状態を長く維持するうえでは大切だと考えています。
第8章 ソフウェーブの効果を活かすために、確かめておきたいこと

ソフウェーブは、真皮に働きかけて顔と首のしわを改善する治療として、国内で公的に承認された選択肢です。ただしその効果を十分に受け取れるかどうかは、受ける前の確認にかかっています。
8-1. 受ける前に確かめたい3つのこと
クリニックを選ぶとき、効果を左右するのは価格でも知名度でもありません。次の3点を、カウンセリングで確かめてみてください。
- たるみの主因がどの層にあるか:肌のゆるみが中心なのか、深い層まで及んでいるのか。ここがずれていると、どの機器を選んでも手応えは得られません。
- 誰が照射するか:3学会の指針が示すとおり、トレーニングを修了した医師がクリニック等の医療機関で行う治療です。担当する医師を事前に確認しておきましょう。
- 効果の説明が承認された範囲に収まっているか:国内で認められた効能は顔と首のしわの改善です。それを大きく超える変化が語られている場合は、一度立ち止まる価値があります。
この順序で考えると、機器の名前や広告の言葉に振り回されずに済みます。とりわけ2点目は、同じソフウェーブでもクリニックによって仕上がりに差が生まれる理由そのものです。
8-2. 当院のソフウェーブと料金の考え方
当院のソフウェーブは、顔から顎下までが1回¥262,350(税込)、顔から顎下・首までが1回¥382,800(税込)で、いずれも再施術の価格を設けています。ショット数ごとの追加課金ではなく、範囲を決めた1回ごとのプランです。
同じ「顔」という表記でも、どこまでを範囲に含めるかはクリニックによって異なります。料金の総額だけでなく、どの範囲に、どの程度の照射を行うのかまで含めて比較していただくことをお勧めします。ほかの治療との組み合わせを含めた費用は、[しわ・たるみ治療の料金一覧]もあわせてご確認ください。
8-3. 効果の大きさより、届く層から考える
京都・すなおクリニックの院長・土屋は、2003年に東京大学医学部医学科を卒業し、東京大学医学部附属病院や国立がん研究センター等で形成再建外科の経験を重ねてきました。現在は医学博士・美容外科学会専門医として、複数の女性医師とともに診療にあたっています。
そうした経緯があるからこそ私は、「どの機器が一番効くか」ではなく「その方のしわとたるみが、どの層から来ているか」を一緒に確かめることを、カウンセリングで最も大事にしています。
他院で受けた照射治療の結果にご不安がある方も、原因までさかのぼって見直します。無理な勧誘や治療の押しつけは、決していたしません。
ソフウェーブは、肌そのものを立て直す、堅実な選択肢です。派手な変化を約束する治療ではありませんが、届く層が合っていれば、年齢を重ねる肌を静かに支えてくれます。効果の大きさを比べる前に、あなたのしわがどこから来ているのかを確かめるところから、始めてみませんか。
執筆・監修:土屋すなお(すなおクリニック院長/医学博士・美容外科学会専門医)
2003年に東京大学医学部医学科を卒業後、東京大学医学部附属病院や国立がん研究センター等で形成再建外科の研鑽を積む。現在は京都・すなおクリニック院長として、外科と非外科の両面から「やりすぎない」美容医療を提案し、他院修正・合併症のご相談にも対応している。
この医師が監修しました
土屋すなお Sunao Tsuchiya
すなおクリニック院長・日本形成外科学会認定専門医
フェイスリフトと注入・顔の手術のスペシャリスト。美容医療における「やりすぎない」自然な美しさと調和を重視し、 患者一人ひとりの生活スタイルに合わせた無理のない治療法を提案しています。
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