すなおクリニック院長の美容情報ブログ
しみ治療は最高潮♪
2019/03/12
当院ではしみの治療に沢山の方がいらっしゃっています。
ピコシュア―やZOスキンヘルスシリーズ、ビタミン剤と炎症止めの内服を
駆使した治療を実践しており、
治療成績は私の美容経験の中で最も良好です。
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ただし、我々はアジア人。アジア人は炎症後色素沈着を起こしやすい人種です。
患者さん側の炎症後色素沈着についての理解は必須。
色素沈着はただしく扱えばかならず消えるのです。
これが理解できず、不安になって眠れなくなるような人は
そもそも医療機関での治療はやめてケシミンを塗っておきましょう。
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サイノシュアー社が2013年に世界で初めて販売を開始したピコシュア―は
国内の学会でも話題をさらいました。
企業ブースでレーザーの価格を聞いて「マンションが買える~!」と、
びっくりした記憶があります。
当初私もまだ開業について真剣に考えてはいなかったころ。。
まだ、お給料をいただく身でしたから、レーザーの価格などについてセンス
がなかったのも、びっくりの一因だったと思います。
「ピコ」というのは「マイクロ」とか「ナノ」と同じ、数値の単位を表す接頭辞です。
マイクロは100万分の1、ナノは10億分の1、ピコは1兆分の1を表します。
ピコレーザーは発振されたレーザー光が、1兆分の1秒のオーダーで照射されるような
仕組みになっているのです。
短い時間でレーザーが照射できると、よいことがいくつかあります。
まず、余計な組織に障害を与えづらくなること。
それでいて、高いピークパワーでの照射が可能になること。
現在ではピコシュア―の後にもいくつかのピコ秒レーザーが開発され、
販売されるようになりました。
ただ、他のレーザーはみな、1064nmというYAGレーザーの波長を
基本としているのに対し、
ピコシュア―だけは唯一、755nmというアレキサンドライトレーザーの
波長を基本としています。
1064nmだとどうしても血管障害が強く出やすいため、755nmの波長が
使いやすいように感じています。
特にピコフラクショナルの効果は個人的にとても気に入っています。
血管障害がでづらいため、ダウンタイムも数時間と短く、
メラニンが破壊されるのみならず、コラーゲンやエラスチンの産生が高まるため、
肌密度が上がって強く美しい肌に変化していきます。
ピコフラクショナルの効果を気に入っていただく患者さんは多く、
3回コースを4回終了された方もいらっしゃいますが、
うらやましいくらいの美肌に。
私の肌は産後の肝斑コントロール中で、残念ながらピコフラクショナルの
不適応。涙
その方にレーザーを照射しながら毎回、心の中で「いいないいな~、
やりたいなあ」とうらやんでいました。
そう。
肝斑が強く出ている方は、ピコフラクショナルができないのです。
なんといっても肝斑は刺激で悪化するシミですので、愛護的に扱う必要があります。
肝斑のある方にはピコトーニングをお勧めしております。
こちらもすべすべして、明るいいい感じのお肌になりますよ。
肝斑組は私の仲間。
頑張りましょうね。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。