すなおクリニック院長の美容情報ブログ
ポテンツァが納品されました
2024/01/09
うちのクリニックは、すごくではないですが比較的
いろいろな機器があります。
でも、ニードルRFという肌治療の機器は
残念ながらこれまでは持っていませんでした。
当院のこれまでのスキンケアツールは
ロングパルスYAG
外用剤
内服薬
ピーリング治療
トランサミン注射
エレクトロポレーション
エルビウムフラクショナル
etc
これだけあれば、比較的よいスキンケア治療が
できてきたとは思うのですが
やはり人の肌は千差万別。
(だからこそ、やりがいがあります。)
中には一筋縄ではいかない人もでてきたり
結構綺麗になったんだけど、ここから先に進めない、みたいな
行き止まりがでてきたり。
ちなみに学会に参加すると多くの先生が
悩みながら一生懸命治療に当たられているのを
目の当たりにして、自分も頑張ろうっと感じるものです。
患者さん全員の肌が同じではないからこそ
難しい、、、でも何とかみんなに笑顔になってほしい!
そう思うことが多々あり
治療ツールを多く持つ必要性を感じます。
肌の老化に伴ってしみや肝斑などの色素病変が発生しますが、
この原因は長年の紫外線暴露による
①老化細胞の蓄積
と
②基底層のダメージ
だといわれています。
レーザー治療も基底層や真皮層の線維芽細胞に働きかけるのですが
レーザーはメラニンにエネルギーが吸収されるため
老化した細胞ばかりの肌に照射をつづけると
美白される部位と白く抜けすぎてしまう(白斑)が入り混じったり、
悪い場合には部分的に炎症のために色素が増加してしまったりすることがあります。
なので、レーザーで美白できる肌というのは
逆説的ですが
ある程度元気で若さのある、ダメージそこそこの肌
ということになります。
レーザーでうまくいかないほど肌ダメージが蓄積していることがあり
その場合にはニードルRFが有用な可能性があります。
また、レーザーや外用剤・内服薬などでのスタンダードな治療を
続けて、ある程度綺麗になったけど
なんか最近足踏み状態。。。
もっときれいな肌になりたい!
というハイレベルなケースにもニードルRFはおすすめです。
小じわが減少し、毛穴しまり、老化した表皮細胞が追い出され、
4型コラーゲンが増加すると期待されています。
ポテンツァについてたっぷり文献を読んで
使いこなしたいと思います。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。