すなおクリニック院長の美容情報ブログ
韓国でIFAASのフェローシップに参加しました
2024/03/21
IFAAS(INTERNATIONAL FELLOWSHIP IN ADVANCED AESTHETIC SCIENCE)
という、美容医療のフェローシップに
初めて参加しました。
正直、すご~く参加を迷いました。
1.私はいい年
2.参加すると上の娘の卒業式にでられない
3.私はいい年
4.自分の診療が数日とまる
5.私はいい年
6.まだ3月だというのに
今年はすでに学会講演予定を5つ
(もしかしたら6つになりそう)
抱えていて、とにかく毎日時間がない。
7.私はいい年
8.4月からは新しいドクターの育成も
控えているので、本来なら3月に自分の診療に
集中したり学会講演の準備をすべき。
一度申し込みかけて
受付さんに、診療を止めることを伝え
やはりやめようと思い直し
診療枠をOPENにし
だけどやっぱり思い直して
結局参加しました。
年齢がいってる。
子供がいる。
もう引き返す年齢かも。
いろんなことを考えたけど
振り切りました。
(そんな時に子供を見てくれる旦那の存在が大きいです。ありがとう)
会場はソウル江南の
The PLUS Plastic Surgery。
同クリニックは日本にも2つ支店があるし、
なんで韓国までいかなくてはならないのかというと
まあ、いろいろと大人の事情がある気がします。
なんでもいいんだ、すごいOPEを見られれば。
レクチャーと見学にまあまあ大金を払ったのですが
お金払って見せてもらう方が
「申し訳ない」という気持ちも発生せず
良い点もあるような気もしました。
結論から言えば
数日間、集中して
鼻形成だけで500ページもある本を読み、
飛行機でも電車でもホテルでも
分かりづらかった部分を読み返し、
その著者に会い
その著者の手術をみて
ああ、そういうことだったのかと
合点し
また、
NY、香港、インドネシア、シンガポール、ハワイ
などから集まった志の高いドクターたちと
話して、ガチャガチャ質問しあう
素晴らしい時間を過ごすことができ、
時間やお金や、家族を少しばかり犠牲にしましたが
十分にそれだけの価値がある経験ができました。
(ごめんよ。娘たち。)
手術中も
沢山の質問が飛び交い、
皆、身を乗り出して
耳を傾けていました。
私も必死でした。
手術の合間には講義。
本で読むだけではわからないことが
少しずつ解決しました。
講義の内容は応用編だったし
手術も二次手術ばかりで無茶苦茶応用編だったけど
それだけに
興味深く
学会参加とは全く違う経験ができました。
ジョン先生に感謝。
目を見張る素晴らしい技術でした。
サインをちゃっかり
頂戴しました。
何度か読んだのですが
まだまだこの本は読みこむべきところが
沢山残されています。
修了証、頂戴しましたが
何かを修了した感じはまあったくしておらず
あれだけ逡巡しての参加だったけど
すぐにまた違うIFAASの講義に参加してしまいそう。
人に教えてもらうって
学ぶって
幸せ。
年をとって、
立場も院長になり
だんだん機会がなくなっていたけど
こうやれば
まだチャンスってあるんだな~と
happinessを発見した気分です。
日本でも、そういうチャンスがもっとあると
いいのだけど・・・・。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。