すなおクリニック院長の美容情報ブログ
小陰唇縮小術「7日、14日で性交可能」という広告について思うこと
2024/07/24
小陰唇縮小術後の7日とか14日後の性交。。。
大手クリニックや有名クリニックで宣伝されていますが
私は
「いや、普通にあぶないでしょ」
と思います。
なぜ早期に性交が可能なのか、という理由づけのところを読んでも
全く納得がいきません。
中縫いをして、表面にダーマボンドを塗ると
どうしてそんなに安心なのでしょう。
ダーマボンドなんて、じっとできない小児のケガなどに
使用する臨時の際のものです。
真皮縫合をした結果残ったわずか1ミリ以下の皮膚のずれを
表縫いで解消する技術をもつ形成外科医・美容外科医なら
ダーマボンドのほうが傷がよくなおったり綺麗になおるなんてことは
ないというのは「常識」として知っています。
普通に痛い時期に無理してそんなのする必要ないですし
性交といっても(おそらく)いろんな人が色んな程度にするのに
安易に医療機関がOKだしていいのかと、
思います。
日常生活に支障が少ないと広告したいのだろうと推測しますが
過当競争真っ只中の美容医療業界で
安全性よりも集患を優先させているように、私には見えます。
やっぱり表縫いはした方が傷が綺麗だし
傷はきちんと治るまで安静にしてもらうほうが
安心だとおもいますよ~。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。