すなおクリニック院長の美容情報ブログ
いまさら聞けない医療レーザー脱毛
2016/10/17
野菜の高騰で、スーパーに行くたびに目を丸くする日々です。先日は580円の水菜と580円のレタスにびっくり。台風、長雨、日照不足などが原因とのことですから仕方ないですけど・・・。農家の方やスーパーの方も苦労されてるんでしょうね。。
さて本日は脱毛レーザーについて。
ムダ毛の処理にはいろいろな方法がありますね。
私は学生のころは、貼ってべりっとはがすテープを使っておりました。結構時間がかかるし、油断するとすぐまた生えてくるし、メンドクサイなあとつくづく感じていました。
永久脱毛は昔、針(電気)脱毛が行われていました。一つ一つの毛根に電極を指して毛根を破壊していくやり方なので、時間もコストも痛みも今よりもずっとずっと大変なものでした。
でも今の若い人は針脱毛なんて、知らないでしょうね。1995年にレーザー脱毛が日本に紹介されて以来、レーザーでの永久脱毛はもはや常識となっています。
ですから知っている方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、ここはあえて、「いまさら聞けない医療レーザー脱毛のしくみ」ということでお伝えさせてください。
- レーザー脱毛とは?
レーザーを照射すると、毛幹、毛根内のメラニンに光が吸収され、熱エネルギーに変換されます。この熱が毛根周囲の発毛組織を破壊し、脱毛させ、また再生する力を失わせるのです。
- 毛周期ってなに?
毛は伸びたり、成長を休止したり、脱落したりという一連の活動を繰り返しています。これを毛周期といいます。
レーザーが毛根を破壊できる状態にあるのは、成長期の毛と退行期の一部の毛だけです。
休止期に入っている毛は成長期に入らないと施術しても脱毛効果がでないので、定期的に5回前後の照射をしないと満足いく脱毛効果は得られません。
- 毛の質
毛の色、毛の太さ、毛の密度などはレーザーの出力を決める上で重要なポイントです。
細い毛や薄い色の毛はレーザーの効果がでづらいので、出力を高くする必要がありますが、むやみに出力を高くするとやけどのリスクが高まります。当院ではこのような場合にはYAGレーザーを使用し、やけどのリスクを低減します。
逆にひげやVIOなどの毛の密度が濃い部分はやけどを避けるため出力を控えめにし、十分な冷却も行います。
- 皮膚の色
皮膚の色が濃い場合にはやけどを生じやすくなるため、メラニン吸収度の低いYAGレーザーを使用します。
当院の脱毛レーザークラリティ―は照射中もクーリングシステムで肌表面が冷却されるため、やけどや強い痛みを生じるリスクは低いですが、照射後もアイシングタオルでのケアと、炎症止めのクリームの塗布をさせていただきます(^^)
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。