すなおクリニック院長の美容情報ブログ
チョコレートは本当にニキビに悪い?
2018/03/18
こんにちは。
急に温かくなってきまして、当院の施術スタッフも春のカーディガンに衣替えしました。
季節の変わり目は肌も体調もゆらぎがち。ポカポカ陽気に油断せずに過ごしましょうね。
さて、当院ではニキビのご相談も多くいただいています。
ミルクピールによるニキビコントロールの成績はかなり良好で、患者さんからも喜びの声があがることはしばしばです。
しかしそのような中、ストレスや食生活、洗顔法など、日常の悪い習慣が変わらなければなかなか治療が進まないケースも見られるのが事実です。
本日はチョコレートについて。
昔からチョコレートを食べるとニキビができる、といわれてきましたね。
私も思春期にはニキビを気にしてチョコレートを食べないように気をつけていた記憶があります。
残念ながら、
●2016年に54名の大学生を対象に行われたランダム化盲検クロスオーバー試験において、ミルクチョコレート摂取48時間後に対照群と比較して有意に皮疹数が増加したとの報告があり、
●2014年のCaperton Cらの二重盲検試験の報告ではカカオパウダーの摂取群で座そう皮疹(ニキビ)が優位に誘発されたとのこと。
●2017年に報告されたヨーロッパ7か国の1万人を超えるオンライン調査では、多変量解析でざ瘡とチョコレート消費の関連が指摘されたそうです。
なーんだ、やっぱりチョコレートはダメなのね。。。と、がっかりする報告ばかりですね。
でも最近ではカカオに含まれるポリフェノールの抗酸化作用や、炎症抑制効果にも注目があつまっているのとこと。
ポリフェノール高配合で、低脂肪・低カロリーなのに美味しい(!)夢のようなチョコレート、だれか作ってくれないかしら。
・・・そんな夢のチョコレートが発売されるまで、今のところニキビ肌の方は、やはりチョコレートは控えめにして置おいた方がよさそうです。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。