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すなおクリニック院長の美容情報ブログ

ピルとトランサミンの併用について

トランサミンの服用を怖がる人がいます。

実はうちのスタッフにも多くいます。

 

 

私はあまり人の考えを無理して

曲げさせようとしないタイプなので、

非常に重要なことでなければ

ほってますが、

たまには真面目に自分の考えを書いてみます。

 

 

炎症後色素沈着肝斑の治療で

効果を発揮する内服薬「トランサミン」。

 

 

抗プラスミン作用により、メラニンの生成を抑制します。

また抗炎症作用があり、

喉が痛い時にも効果を発揮するお薬です。

喉が痛いとき、私はいつもこれを飲みます。

 

 

トランサミンは安全性が高い薬で

副作用はほとんどないとされています。

 

 

まれに食欲不振や吐き気が出ることはあるとはされています。

論文にもよりますが1%程度の方にこのような症状がでます。

 

 

弱い止血作用があるので、

ピルなど血栓を起こしやすい薬を併用するのは良くないという

書き込みがネット上に多くみられます。

そのように医師が書いている場合もあります。

 

 

トランサミンは血液の病気の方が抗凝固薬や抗血栓薬を内服している場合には

一緒に服用ができませんが、

ピルで発生する血栓症はそもそも極めて稀であり、

ピルとトランサミンを併用することで

血栓症が増加するという明らかな証拠はありません。

 

 

専門家向けのお薬の本は

医学的根拠に基づいて作成されますが

そのような本には併用してはいけない薬剤に

ピルは記載されていません。

 

 

また、トランサミンの副作用に

「血栓症」の記載も一切ありません。

 

 

インターネット上では、根拠に乏しい

「なんとなくやめたほうがいい」

と書かれた意見が見受けられるようですが、

あまり心配されることはないのです。

 

 

一方、ピルについては専門家向けの

お薬の本にも副作用に「血栓症」と記載されています。

 

 

といっても、海外の疫学調査では低用量ピル服用者の

静脈血栓症発症のリスクは,年間1万人当たり3~9人(服用していない人は1~5人)。

 

 

服用していると若干、

服用していない人よりもリスクがあがりますが、

とても少ないので、このようなリスクを怖がるよりも

ピルで得られるメリット

(生理が楽になる、ニキビがよくなるなど)を考え

服用する人が多くいらっしゃいます。

 

 

この程度の人数で、専門書には

「リスク」として記載されるのです。

 

 

つまりトランサミンは安全なピルよりさらにずっとずっと安全。

 

 

気持ち悪い場合にはもちろん無理して内服しなくてもよいのですが

 

無茶無茶危険ということは全くありません。

 

ピルを飲んでいる時点で少し脱水にならないように注意しようなどと

 

心がけていただくのは大切ですが

 

あまり心配しすぎず、上手に利用してくださいね。

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Sunao Tsuchiya

京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。

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