すなおクリニック院長の美容情報ブログ
ほうれい線の脂肪注入~CRF~
2023/02/01
脂肪注入は、上手に利用すればとても良い方法です。
でも注意も必要。
大量の脂肪を一度に注入すると
血管新生が間に合わず一部の脂肪が壊死してしまうので
しこり形成などの原因になります。
そこで大切なのは
①生着率の高い脂肪を選択して注入すること
②大量の脂肪を1か所にまとめて注入しないこと
です。
当院では過重遠心分離を行いCRFと呼ばれる精製法を選択しています。
老化脂肪細胞が除去され脂肪幹細胞がリッチに含まれた状態で
注入を行うので、高い生着率が期待できます。
ただ、どんなに頑張っても生着100%というのは不可能で、
じゃあ沢山注入すればよいかというとそれはしこりの原因になる。
そこで、施術は2回になるかも・・と思っていていただいた方が
よいかもしれません。
もちろん1回でもかなり改善しますので、
それで満足いただけたら終了です。
施術前。ほうれい線をきにしておられ、何度かヒアルロン酸を注入されていましたが繰り返しの注入が不要となるように脂肪注入をご希望されました。
脂肪注入1回施術後1か月。自然にほうれい線がうすくなり目立たなくなりました。
脂肪注入のリスクは脂肪塞栓・出血・感染・しこり形成・左右差
などです。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。