すなおクリニック院長の美容情報ブログ
折り合いをつける
2024/06/04
(たぶんそこそこ)真面目に形成外科医をやっていた私が
美容の世界にはいって、ずいぶん時間が経ちました。
田舎でそだった、まん丸顔の太目の女医にとっては
美容の世界は面食らうこと満載でした。
その後、しばらくして慣れた気持ちでいましたが
今
美容医療の世界がとてつもないスピードで
拡大拡張するとともに
再び様々な点に面食らう日々が続いています。
先生方のSNSへの熱意
華やかな広告
女医さんたちの不自然で変な顔
学会での本筋と関係のないパフォーマンス
時に学会誌にすら嘘とごまかしが見え隠れすることがあり
昨日も医学雑誌を読みながら
一つ一つの論文についてなぜダメだと私が思うか
学者の夫にぼやきました。
夫は苦笑しながら「へ~」というだけですけど。
「へ~」なら、学者じゃなくても言えるわ。
とも思いますが
身内のひいき目か
なんとなく含蓄のある「へ~」に聞こえて
安心するから不思議なものです。
このブログだってSNSの一種だし、
うちもインスタしてますが
どれだけの熱意と時間を注ぎ込んでいるのかというと
TOP層(?)の先生には足元にも及びません。
私は内向的で読書と音楽と絵画を愛し、
静かに過ごす時間が大切です。
ですので様々なことに折り合いをつけないと
やっていけないわけですが
それってたぶん、私だけじゃなく
皆さんにも共通の話なのではないかと思います。
人生の中で私たちは、
自分の気持ち
時間配分
人間関係に
折り合いをつける必要があります。
これは簡単なことではなく、
時には
ものすごく大変です。
時間は有限。
だからこそ、自分の大切なものに時間を注ぎ込みたい。
周囲をみれば
輝かしい成功をおさめたり
才能を開花させるのに時間を費やしていたり
生まれ持った美貌に磨きをかけていたり
お金を沢山稼いだり
いろんな成功を実現されている人がおり
それぞれ拍手ものですが
全ては彼らの道で
私の道ではなく、焦る必要も羨む必要もないと自分に言い聞かせています。
私は弱い人間なので、そこは「言い聞かせ」が必要なんですけどね笑
私にとっては
家族、クリニック、温かみのある患者さん、スタッフ、友人、静かな時間
が、本当に大切で、その存在に感謝し
道を逸れないようにしたい。
人にアドバイスできる立場ではありませんが
皆さんも、大切なものを大切にしましょう。
美容は自分がやりたい分だけ、
自分が心地いい分だけ
好きなようにするのであって
決して、
誰か自分ではない別の人物になりたいという思いでしたり
他人に言われたことを気にしすぎてnegativeな気持ちで
するのではなく
楽しんで、自分が心地よい分だけ
ちょこっと、利用すればよいのだと思います。
自分がどうだったらHappyなのかという判断は
本当に間違えやすい。
とっても注意が必要なことだと思います。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。