すなおクリニック院長の美容情報ブログ
目の下のクマ治療~ハムラ法のモニターさんご紹介~
2025/05/13
こんにちは!
本日は目の下のクマ治療のモニターさんを
ご紹介します。

こちらの患者さん、目の下にクマがあります。
この方のクマはどうしてできてしまったのでしょうか?
鏡を見るたびに気になる「目の下のクマ」。
「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」など、
SNSや美容雑誌でよく見かける言葉ですが
それぞれ原因が異なり、適した治療法も違います。
本日はまず、それぞれのクマについて、
わかりやすくご紹介します!
① 青クマ(血行不良型)
俗語の名前:青クマ
原因:目の下の血行不良や皮膚の薄さによる静脈・眼輪筋の透け
医学的背景:眼輪筋や血管のうっ血、皮膚の菲薄化(ひはくか)
青クマは、目の下に青~紫っぽい影が見える状態です。
寝不足や疲れ、冷えなどで血流が悪くなると
目立ちやすくなります。
目の下の皮膚は非常に薄く、毛細血管や眼輪筋が
透けて見えることで「青く」見えるのです。
治療法の例:
●血行を促すマッサージや生活習慣の見直し
●肌育治療(ウルトラコルなど)で皮膚の厚みを出す
●レーザーや再生治療(PRPなど)により皮膚の厚みを出す
●ベビーコラーゲン注射で即効性と肌育の両方を狙う
② 茶クマ(色素沈着型)
俗語の名前:茶クマ
原因:摩擦や紫外線、炎症後の色素沈着
医学的背景:表皮または真皮のメラニン沈着、慢性的な炎症
茶クマは、皮膚にメラニンによる色素が沈着した
クマです。
皮膚をストレッチしても色が変わらないのが特徴。
目をこする癖やアレルギー性皮膚炎などが関係していることが
あります。
治療法の例:
●トラネキサム酸やハイドロキノンなどの美白外用剤
●トラネキサム酸・ビタミンCの内服
●遮光や摩擦を避けるなど生活習慣の見直し
●アレルギー対策
③ 黒クマ(影クマ/たるみ型)
俗語の名前:黒クマ
原因:目の下のたるみや凹み、骨の萎縮、脂肪の突出
医学的背景:眼窩脂肪の突出、中顔面の骨萎縮、皮膚のたるみ、涙袋下の溝(tear trough)形成
黒クマは、実際には「色」ではなく「影」が原因。
加齢により皮膚がたるんだり、脂肪が前に出たり、
中顔面のボリュームが減ってくると、
目の下に深い影ができ、それが黒っぽく見えてしまうのです。
治療法の例:
●ヒアルロン酸や脂肪注入による凹みの補正
●脱脂術
●表ハムラ法
●裏ハムラ法
クマは混合型のことも多い
実は、1人の患者さんが「青+黒」など、
複数の原因を併せ持っていることがほとんどです。
そのため、治療法も組み合わせて行うことが大切です。
「どのクマか自分ではわからない…」という方は、
ぜひ医師の診察を受けてください。
さて、冒頭の患者さんですが


表ハムラ法にはダウンタイムがありますが
表ハムラの適応の方に無理して色々胡麻化すような
治療をするとかえって悩みが長くなり
治療効果も中途半端になります。


表ハムラ法のリスクは
出血・左右差・感染・外反・傷が目立つなど
コストは両側で
¥528,000
です。
当院は女性形成外科専門医が4名揃い
日々、情報シェアやテクニックシェアをしながら
患者さんの幸せのために
努力を重ねています(^^)
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。