すなおクリニック院長の美容情報ブログ
二重全切開法のダウンタイム・腫れ①~皮膚切除あり~
2022/10/01
二重整形のダウンタイム・・気になりますよね。
手術のちょっとした術式の違いによって
腫れ方は変わりますし、
もちろん個人差もあります。
術式でいうと
皮膚を切開ではなく切除すると腫れはきつくなります。
「切開」というのは、単に一本線の傷をいれて二重線を作成するということ。
「切除」というのは、数ミリですが皮膚をきりとることによって
上瞼の皮膚の量を調整しつつ、二重線を作成するということを意味します。
術式のせいで腫れが強くなるのは他に
眼窩脂肪を取った場合や
ROOFという眼輪筋の下の脂肪を取った場合など。
基本的には作業量が多ければ多いほど腫れます。
例えばこのモニターさん。
正面写真ではわかりづらいかもしれませんが
側方からなど様々な角度で観察した結果
右側(写真向かって左側)は皮膚が多く、
特に外側はすっきりさせたほうがアイラインがひきやすくなると
思われました。
左側(写真向かって右側)はラインが不整で、線が互い違いになっており
皮膚はわずかに余剰がありました。
そこでこんなデザインに。
右目(向かって左)は外側の皮膚切除量を少し多めにしてあります。
デザインの外側に縦のラインがかいてありますが、これは
瞼の最外側の位置を示しています。
ここよりも少しだけ外側に切開をのばすことで
二重線が瞼の途中で途切れたりしないように気を付けています。
↑これは手術が終了した直後。
皮膚を切除したため、やはり結構腫れていますね。
7日目の抜糸の日です。
糸をぬくと、余分な異物がとれるので
ここから腫れのひきがグッと早まっていきます。
3か月目。
すっかり腫れが引きました。
今度、「皮膚を切除しなかった場合」のダウンタイムも
お見せしますね。
最近の投稿
土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。