すなおクリニック院長の美容情報ブログ
笑顔を保つ美容
2024/05/18
こんにちは!
他人の笑顔に癒される瞬間って、ありますよね。
素敵な笑顔が自分と他人に与える
心理的影響についての論文は数知れず
本当に興味深いです。
美容医療の施術で私が常に心掛けたいなと思っているのは
笑顔への配慮。
皆さん素敵にしたいのは
真顔だけでなく、笑顔もですよね。
1.涙袋と笑顔
涙袋は素敵な笑顔の大切な一要素だと思います。
(あくまでも一要素。もちろん涙袋が小さくても
素晴らしい笑顔の方は沢山います!)
①脱脂術と涙袋
実は目の下の手術と涙袋は大きな関連をもっています。
脱脂術という、瞼の裏から眼窩脂肪を抜く手術は、
多くの場合涙袋をくっきりとさせ
笑顔を一層魅力的にします。
(もちろん、脱脂術が適切かどうかは
個々の方の眼の下の状態によります!)
②表ハムラ法と涙袋
目の下の皮膚のたるみが大きく、
皮膚が余ってしまっている場合には、
表ハムラ法という手術をすることがあります。
この手術の最大の欠点は、涙袋を作る睫毛近くの眼輪筋への
神経支配が切れてしまい、
眼の下が平たんになりすぎてしまうことがあるという点。
でもそこは、厳重に注意を払って
涙袋をキープするような手術を行うことができます。
もちろん結果に個人差はありますが
私は常に最大限の注意を払っています。
③ヒアルロン酸での涙袋形成
ヒアルロン酸で涙袋を形成することがあるのですが
実はこれ、上手くいきやすい人とそうでない人がいます。
涙袋はそもそも、眼輪筋という筋肉の収縮でできるものです。
ですので、ヒアルロン酸をいれても、
この収縮がもともとほぼゼロに近いほど少ない方は
ヒアルロン酸注入をしても綺麗に形がでないことがあります。
つまり、元々涙袋2の人を涙袋10にするのは簡単なんだけど
涙袋ゼロの人を涙袋5にしたり8にしたり10にしたりするのが
結構むずかしいです。
また、眼窩脂肪の突出があると
ヒアルロン酸を注入しても外見上
眼窩脂肪の突出とヒアルロン酸注入部の境目が分かりづらくなってしまい、
形が綺麗にでないことがあります。
これはある程度事前に予測できるので
主治医に「私は形が綺麗にでそうですか?」と
聞いてみるのが良いと思います。
2.眼輪筋と笑顔
笑顔の時には、主に大頬骨筋と眼輪筋が収縮します
上唇挙筋などほかの筋肉ももちろん共同しますが
大事なのは大頬骨筋肉と眼輪筋です。
眼輪筋の収縮は、ある程度魅力的な笑顔にとって大切で
ここが動かないと、
いわゆる
「目が笑っていない」笑顔になってしまいます。
目尻のボトックスは、アンチエイジングの基本のような存在ですが
打ちすぎは禁物。
何事も適度でやりすぎない程度が
綺麗です。
3.ガミースマイル
ホーススマイルともいいます。
骨格の問題や、上唇挙筋の働きが強いのが原因となり
笑顔になったときに上の歯茎が見えてしまう状態です。
ボトックスを上唇挙筋や上唇鼻翼挙筋に注射して
改善することができます。
これも、歯茎がみえなければ綺麗のか?というと、
そうでもないこともあり、
自然な笑顔が保てるほど良い注入量を
一緒に探してくれるような
かかりつけ医のような存在がいるとベストかと思います。
4.口角ボトックス
口角下制筋(口をへの字口に曲げるときに使う筋肉)
にボトックスを注射することで
自然に口角があがり、
にっこりとした笑顔を作りやすくすることができます。
まとめ
自分の表情が自分の脳に与える影響についての
研究は本当に面白くて
happyなことが起きる➡happyな表情を作る
と言う順序は当たり前なんですが
happyな表情をする➡happyだと脳が感じる
という仕組みが働くことも
どうやら明らかな様子。
笑顔でいたくても
そうもいかないことも多々ありますが
できるだけ小さな幸せに注目して
感謝し
笑顔で過ごしたいですね(^^)
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
京都の美容外科・美容皮膚科すなおクリニックの院長。医師として、そして一女性の立場から、ちょっと役立つ美容情報をお届けします。