美容コラム
動くバスト?豊胸シリコン挿入のリスク回避法
2026/06/27
日本人は痩せている人が多いので
シリコンで豊胸手術をするときに
シリコンを多い隠してくれる乳腺・皮下組織が不足し
特に上のほうでシリコンの輪郭が目立ってしまうことがあります。
これを解消する手段として
やせ型さんには
大胸筋という筋肉の下にシリコンを入れる方法が
よい、とされていた時代があります。
でも、この方法が行われるようになって
思わぬトラブルが報告されるようになりました。
腕を動かしたりして大胸筋に力をいれると
大胸筋がぎゅっと収縮します。
この時に筋肉がシリコンを押してずらしてしまうのです。
まず、普段から力をいれると動く胸であることが
奇妙です。
このような現象をアニメーションデフォミティーと
呼ぶのですが、
バストは普通、動く機能がないにもかかわらず
力を入れるとバストがピョコンと動いてしまうのです。
程度が小さければ問題ないのですが、
動きの左右差や動く幅が大きいと、奇異だと感じる
患者さんがおられます。
さらに、日々収縮する大胸筋のパワーによって
シリコンの位置がずれてきてしまうことがある
ということが分かってきました。
アニメーションデフォミティーを防ぐ方法として
デュアルプレーン法という新たな手術法が発表されました。
シリコンの上方のみを大胸筋の下に隠すことで
上方のシリコン輪郭が浮き出るのを防ぎ
下方は乳腺下大胸筋上にくるように配置する
という方法です。
それでもシリコンの上方は筋肉の動きに影響を
受けてしまいます。
このため残念ながらデュアルプレーン法ならば完全に
アニメーションデフォミティーやシリコンの移動を
無くすことができる、ということはありませんでした。
ただしリスクを低減することはできますので
現在でもやせ型さんにはこの方法をとる先生がおられます。
最近はやはり動く胸や、シリコンのずれというのは
できるだけなくしていきたいという考えのもと、
乳腺下大胸筋上への挿入に回帰する流れが
大きくなっています。
そうなるとシリコンの上の方が
やせ型さんでくっきり見えてしまう問題は
どうするのか。
この問題は、脂肪注入の併用で解決することが
多くなってきています。
シリコンを挿入すれば
脂肪注入単独と比べてしっかりと
バストの大きさを変化させることができます。
さらに乳頭の向きをある程度上向きにすることにもつながります。
シリコンの上側が浮き出そうなやせ型さんであれば、
そこで脂肪を適度に足す。
そのようなやり方であれば、
術後に筋肉の影響でバストが動くリスクはほぼ
ゼロになり、シリコンが移動してしまうリスクも
大きく減らすことができるのです。
タグ
最近の投稿
土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
医師としての視点で見る美容の裏側や、院長個人の考え、日常の出来事についてはnoteで発信しています。











