美容コラム
尿が横に飛ぶ方へ|小陰唇縮小が適応の可能性もあります
2026/06/29
当院では婦人科治療も多く行っています。
沢山のご相談をもらっているんですけど、
お手洗いで尿が横に飛ぶことに
不快感や面倒くささを感じている患者さんが
意外と多くおられます。

台湾で行われた131例の調査(Chang ら, 2023)では、
小陰唇形成術を希望した女性のうち、
機能的な悩みを抱えていて「症状」緩和を動機に挙げた人が
91.5%にのぼり、見た目の理由(62.0%)を上回りました。
アジア人女性にとっては痛みや不快感が最も重要な動機で
見た目の問題はそれに次ぐ、という結果です。

一般に、こうした「症状」に含まれるのは、
下着やタイトな衣服とのこすれ、
運動時(サイクリングなど)の痛みや不快感、
衛生の保ちにくさ、
性交時の違和感、
反復する尿路感染、
そして尿線の乱れなどです。

そして、複数の資料が小陰唇形成術の
機能的適応を整理する中で、
「尿線の偏位(deviation of the urinary stream)」を、
かゆみ・運動時の不快感・衣服によるこすれ・
反復性尿路感染・衛生上の困難などと並ぶ
一項目として明記しています。
小陰唇には、尿の通り道を整える役割も
あるのです。
小陰唇は尿の出口(尿道口)を左右から挟む位置にあり
排尿時の尿はこのひだに沿って一定方向にまとまります。
ところが肥大した小陰唇は尿の流れを曲げたり
散布(spraying)を起こしてしまうこともあるのです。
尿の悩みは小陰唇が大きいことばかりが
原因になるとも限りません。
逆に、手術で小陰唇を切りすぎてしまったことが
尿線の散布(spraying)を招くこともあるのです。
切除のデザインを尿道口に近づけすぎず
過剰切除しないことがとても大切なんです。
最近の投稿
土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
医師としての視点で見る美容の裏側や、院長個人の考え、日常の出来事についてはnoteで発信しています。










