美容コラム
顔は2つのゾーンに分かれる|効果的な糸リフトのために考えなければいけないこと
2026/06/30
皆さん、顔を鏡の前で動かしてみてください
「うー」とか「いー」とかして口を動かし
眼を見開いたり、笑ってみたりして
いただけますか。
その時、お顔の側面はあまり動かないことに
お気づきでしょうか。
お顔は動きのある「モバイルゾーン」と、
あまり動かない「フィックスドゾーン」の
2つにわけることができます。
モバイルゾーンは大まかにいって
目尻からまっすぐおろしたラインよりも内側
にあたります。

フィックスドゾーンという固定された
領域はそれよりも外側に位置します。
顔のたるみに悩む方は、
ほうれい線やマリオネットラインなど
モバイルゾーンのたるみサインを改善したいと
思っておられる方も多くいらっしゃいます。
糸リフトは安全でトラブルを生じづらいフィックスドゾーン
に入れるのが基本です。
フェイスラインやこめかみといった固定された領域から
モバイルゾーンの組織を上側に引き寄せていきます。
糸がフィックスドゾーンを通っていることは重要で
糸の効果の「もち」にも関連してきます。
フィックスドゾーンをきちんと通っている糸リフトのほうが
長く効果が持続しやすいのです。
お気づきの方もおられると思いますが、
そうなると糸リフトが改善をもたらす効果は
どうしても限定的になります。
フェイスラインは綺麗に整いやすいですが
御顔の中心への影響はやや弱まるのです。
お顔の側面という少し遠いところから
力を伝えることになるためです。
ほうれい線やマリオネットラインなどの
改善効果は、糸だけですべてを解決しようとするのではなく
ヒアルロン酸注入なども併用することで
安全で自然な変化をもたらすことができます。
切らない治療の一つ一つは手術と比較して
自然で優しいものであることが多いため、
いくつかの治療を適切に組み合わせた複合治療が
お互いの欠点を打ち消しあい、
バランスの取れた自然な結果につながる
近道となるのです。
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土屋 沙緒
Sunao Tsuchiya
医師としての視点で見る美容の裏側や、院長個人の考え、日常の出来事についてはnoteで発信しています。










